昨日の続きを書くつもりでしたが、水曜の午後に講演の予定が入っているので、その準備で余裕がありません。
私の場合、直前にならないとエンジンがかからないタイプのようです。夜な夜な資料を作っています(汗)。
今回の講演は、1週間ほど前に急に決まりました。エピペンを処方しているお子さんがいて、親御さんに園にも預かってもらうようだいぶ前に打診していたのですが、ちょっとした手違いで、そうなっていないことに気付き、慌てて園側に話を持っていってもらいました。
上越市では、エピペンは勿論のこと、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの内服薬も保育園や幼稚園が預かる取り決めになっています。
新潟県は食物アレルギーの専門医が極めて少ないため、かなりこの方面の対応が遅れているのが現状です。そんな中で、こちらから働きかけた部分もありますが、行政側の理解もあり、上越市や近隣の幾つかの市では、保育園や幼稚園でもエピペンや内服薬を預かるシステムが構築されています。
ところが、地域間格差があり、中越、下越地方を中心にエピペンや内服薬を預かっていない市町村が多くなっています。先ほど、私も働きかけに協力したと言いましたが、最初から「今はこういう決まりになっていますから」などと行政側に迫るのははばかられたため、保護者の方に園側に話を持っていって頂きました。すべてそこからスタートしています。
これを読んで、「うちの街はまだだわ」とお思いであれば、保育園や幼稚園に「上越市などではどの園や学校でも薬を預かってもらっているんですが」と言ってみて頂きたいと思っています。多分、調布の死亡事故もあり、「何とかしなくては」と思っている行政が多いと思っていますので、今なら動いてくれるチャンスだと思っています。
もし、動いてくれないのでしたら、私から市町村側に話してもいいと思っています。理解のない行政はテコでも動かず、私も相当嫌な思いをしています。ただ、これまでの経験では、そんなところは例外的なのかなと思っています。
そういう意味では、地元は恵まれた環境下にあると思います。今回のケースでも、私はエピペンを預かってもらっていると思っていましたが、そうではありませんでした。ただし、園側にそれを伝えると、ものの1週間で「今度、勉強会をやりますので、いつ来て頂けますか?」となりました。
理解のある園や行政のもとでは、こんなにスピーディーに事が進みます。「羨ましい」とお思いの親御さんも多いかと思いますが、地元も最初からこうではなかったのです。
「エピペン?、何それ?」とか「薬を飲ませるのは医療行為」などと捉える園や学校職員はいまだに多く、文部科学省や厚生労働省が作ったガイドラインに基づいた誤食時の対応がまだまだ浸透していないのです。
私の夢は、新潟県全域で、誤食時の対応が浸透し、食物アレルギーの子ども達が安心して給食を食べられるようにすることです。第二の死亡事故を起こさないためにも、新潟県のホームページから県知事にもメールを出しました。
敢えて言えば、上の方でも理解が遅れているという印象は持っています。そりゃ、すべての市町村が“右へ倣え”で、自らより良い体制を作ってくれればいいのですが、理解の不足しているところは、そう簡単に動いてくれるとは思えません。逆に難攻不落?の方がやり甲斐があるのかもしれません。
まずは、地元の園のレベルを上げ、足場を固めていく必要があると思っており、6日は市内の〇〇保育園に出向いてきます。ちょっとオチがあって、その園の名前はよく聞きますし、当院の別の患者さん達もその園にお世話になっていますが、実はどこにあるか分かっておらず、慌ててネットで所在地を確認しました(汗)。
迷うことなく行けそうですし、エピペンを含めた誤食時の対処法の理解を広めてきたいと思っています。


