小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

今日の朝刊
2013年03月16日 更新

昨日の夜は、市の夜間休日診療の仕事がありました。

朝から晩まで診療して、19時半からそのまま夜間休日診療の仕事に突入します。「食物負荷試験」も再開し、長岡市を始め、市外からの受診もあります。更に市内からとは言え、かかつけ医の誤った診断で症状が改善せずに困り果てて、相談に来られるケースも後を絶ちません。

最近は感染症が減ってきているようですが、当院はヒマにはなりません。自分の腕を充分に振るうことができるという意味では、毎日が充実していますが、夜間休日診療の仕事までやるとクタクタになってしまいます(汗)。

昨年12月の食物アレルギーによる死亡事故が起きました。この分野では県内ではかなりこだわり、診療しているつもりですので、マスメディアの方から2件取材を受けています。

1件はテレビ局からのもので、既に放映されています。かかりつけの患者さんの親御さんから「テレビに出ていましたね」と何度も声を掛けられましたので、それなりに観て下さった方も多いのかもしれません。

当院をよく受診する1歳半の子がテレビを観て騒ぎだし、何事だとお母さんがテレビ画面を観たら、私が映っていてビックリしたという話もありました。自分の子でも、そんなテンションにはなりませんでした(笑)。

もう1件が、新潟日報という県内では最大の発行部数を誇る地元紙からでした。それが3月16日(土)の紙面に載るそうです。県内では数少ない食物アレルギーの専門の先生のところや、新潟市に拠点を置く患者会も取材に行かれたようです。

一般の人がテレビや新聞に出たりすると、周囲の知り合いに声を掛けまくるなんてことはよくあることだと思います。そりゃ、嬉しくないなんてことはないでしょう。

私自身、慣れるほど取材を受けた訳でもありませんが、最近は“内容”だと思っています。メディアの力は大きいのは言うまでもありません。私自身、食物アレルギーの啓発にエネルギーを注いでいますので、メディアの力を借りれば、啓発は進んでくれるであろうと思っています。

先日、テレビ局から取材を受けた時は、いろいろと思うところを話しましたが、時間の関係で私の言いたいことが充分に伝わらなかったと思っています。

私の主張はこうです。その時の取材は、調布市での食物アレルギーの死亡事故を受けてどう考えるかというものだったのですが、県内はエピペンなどの緊急時の対応をキチンと行なえる市町村は少なく、薬を預かることすら認めていない行政もある。この事故を契機に、そういった対応を一気に加速させる必要がある、それが一番言いたかったことでした。

取材の記者さんにもそのことを伝えていましたが、実際の放映ではそういうことは触れられていませんでした。ニュースの中で、新潟市内の小学校の対応が取り上げられており、一生懸命対応しているのは伝わりました。それは結構なことですが、ニュースの最後にアナウンサーがコメントとして、その小学校では、エピペンの研修を実施しているということを付け加えていました。

そういう研修していることも、とても良いことです。それを聞いた時、キムタクじゃないですが「ちょっと待てよ!」と思いました。

聞く人からすれば、新潟県の多くの学校ではエピペンの研修をやっており、新潟県は安泰であるというように聞こえてしまうかもしれません。その学校はやっているかもしれませんが、県内の多くの学校が研修をやっていないのが現状です。私からすれば、そのコメントは不要で、逆にそれは例外的だと言って欲しかったのです。

まあ、私が報道の内容を決める訳ではないので、文句を言っても仕方ないのですが…。きっと、テレビも新聞もきっと触れづらいところってあるのだと思います。ただ、「そこを丸く収めても」と思います。

今日の新聞の内容も、どうなっているのか全く分かりません。さすがに「アレルギー科」を掲げていても、本物のアレルギー専門医とは限らないとは新聞紙面では書けないでしょう。しかし、「食物負荷試験」を実施している医師のみが専門医に値し、新潟県には食物アレルギーの専門医がほとんどいないという事実くらいは、伝えて欲しいと思っています。

どうなりますことやら。