19日(金)の午前中は診療しますが、午後と20日(土)は休診になります。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
この週末、広島市で日本小児科学会が開催されます。いつもは日本小児アレルギー学会や日本難治喘息アレルギー疾患学会、日本アレルギー学会などを中心に、アレルギーに特化した学会に参加しています。
今回は、小児科の先生が集まる学会です。逆にアレルギーが専門でない小児科医が多く集まる学会と言えるのだろうと思います。大勢集まるが故に、学会自体は19日、20日、21日と3日間開催されます。
当院は、開業医で個人でやっています。学会で診療を休めば、休んだ分だけ即収入が消滅します。お金のために独立した訳ではないのですが、あまりに休診が多いと、“当てにならない”というレッテルを貼られてしまうかもしれません(汗)。子どもが具合が悪くなって受診しようとしても、休診であれば他の小児科医に行くことになります。
私だって休みたい訳ではない。ただ、これだけは言いたいのですが、学会に参加して自らのスキルをアップさせることが絶対に欠かせません。普段、ぜんそくやアトピー性皮膚炎が“誤診”されていたり、「食物負荷試験」の存在が“隠蔽”されていることをお話ししていますが、学会に参加していない医師が、こういうことをやっています。
自分のため、患者さんのために学会に参加することは大切なことなのです。「勉強は家でもできる」、そういう医師もいるでしょう。多くの医師が勤勉なのだと思います。しかし、ぜんそくもアトピーも食物アレルギーも子どものかなり高頻度にみられる病気ですが、それが的確に診断されず、おかしな指導を繰り返されているのは、何を意味しているのでしょうか?。
今回は、アレルギーに詳しくない先生の方が多い学会です。勤務医も開業医も参加していると思います。先ほど述べたように、アレルギーはとにかく患者数が多いため、専門でないから診る必要がないという訳にはいきません。
専門でない小児科医が食物アレルギーの患者さんを診た場合であっても、「食物負荷試験」が必要になります。アレルギー検査の数値だけで「食べてはいけない」という医師が多いのが現実ですが、数値がクラス2程度であっても、多くの医師が食べられるかどうか躊躇すると思います。
全てと言っていいくらいの小児科医がこういうシチュエーションを日常的に経験していると思いますが、この状況では本当は「食物負荷試験」が必要になります。となると負荷試験のできる医師に紹介状を書かなければなりませんが、多くの医師がそうはしていません。いや、馬鹿正直にやっていては、医院の患者が減り、経営に影響が出てしまいます。
昨年末に調布市で給食を食べて、子どもが亡くなるという悲惨な事故が起きました。食物アレルギーに対する不安や警戒の声が上がっている中、「家で食べてみなさい」という医師が後を絶たないのは不思議としか言いようがありません。小児科医の良いところは、弱い子どもを扱う“繊細さ”だと思っています。それと逆のことをやっているのだろうと考えています。
今回の学会は、開業医であっても「食物負荷試験」は充分できるという発表をしてきます。もちろん、リスクはゼロにはできません。私自身、だいぶ慣れているつもりですが、アナフィラキシーは起きてしまうこともあります。
ただ、アナフィラキシーショックでは生命の危機的な状態に陥ってしまうのですが、今のところそんな事態になってことはなく、いずれも注射や内服薬といった処置で改善しています。
多分、多くの小児科医が“食わず嫌い”になっている負荷試験ですが、開業医でもこれくらい安全に実施できますよということを発表してきたいと思っています。聴衆はさほど多くはないでしょうが、1人でも多くの、負荷試験に対し二の足を踏んでいる小児科の先生の背中を押すことになればと思います。
そういう意図で発表するのですが、最初に述べたように学会自体は金、土、日と開催されます。何曜日に発表するかは主催者側が決めますので、例えば金曜日に発表となれば、木曜の午後から休診にしなければなりません。その分、休診が増え、収入は減ることになってしまいます。
私自身も好き好んで何日も医院を休みにしようとは思いません。正直、「金曜でなくて良かった」と思っています(汗)。今回は土曜の10時過ぎからポスター発表になっています。
いつも直前にならないと準備が進まないのは、私の悪いクセです。実は昨日、学会発表のスライドを医院に置いてあるプリンターで印刷しました。調子が悪く、縦縞のムラのある印刷が出てきて、肝を冷やしました…。
取扱説明書も見つからず、どうしようと焦りました。ある意味、便利な時代と言えましょうが、ネット上で取説をダウンロードし、プリンターのヘッドのクリーニングを2回やったら、キレイに印刷できました。何とか、間に合いました(大汗)。
ということで、かかりつけの患者さんにはご迷惑をお掛けしますが、私の研究成果を発表してきたいと思っています。
PS:帰りにまだ行ったことのない厳島神社を見学してこようと思っています(笑)。


