小児科 すこやかアレルギークリニック

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インフルエンザの予防接種
2013年09月06日 更新

気がついたら、9月になっていました。

一昨年の秋からエピペンを処方している患者さんの通うそれぞれの園や学校に出向いて、取り扱いについて話しに行こうと思い立って、行動を始めました。昨年は精力的に周り、今年はヒマになると思っていたのですが、それ以上の忙しさです。

日々の診療と院外活動が充実しているせいか、例年よりもあっという間に秋になった気がします。

秋になると、寒暖の差が出てきてぜんそく発作を起こしやすくなります。実際、最近はゼーゼーのお子さんが増えています。そんな状況で、インフルエンザの予防接種が始まろうとしています。

例年は夏は患者さんの受診が落ち着くので、一気に忙しくなる格好です。今年も心してかからないといけないと思っています。

ここのところ、ワクチン不足で早い者勝ちなんてケースが時々ありました。新型インフルエンザのワクチンしかり、四種混合のワクチンしかり、最近では風疹の流行につき、MRワクチンしかりです。

今シーズンのインフルエンザのワクチンは足りているようです。ですから、「早く予約しなくては」なんて焦らなくてもいいかと思います。

インフルエンザの流行自体は、大きめだったり、それ程でもなかったりしますが、それでも毎年流行はします。中には12月末に駆け込みで接種される方もいますが、打ってもすぐには効果はでませんので、ある程度は余裕を持って接種を受けて頂きたいと思っています。

接種の時間帯は、平日の11時半頃と15時頃(水曜は除く)、土曜は午後13時半からの予定です。

対象は、6か月以上のお子さんで、6か月から2歳が0.25ml、3歳以上が0.5mlとなっており、接種回数は6か月から12歳までが2回、13歳以上が1回となっています。また、2回やる場合の間隔は2~4週間とされます。私の知識では、2週間よりは3週間、3週間よりは4週間空けた方が良いようです。料金は、当院では1回3000円です。

インフルエンザのワクチンについて言いたいことがあります。

例年、「卵アレルギーがあるため、他院で接種を断られた」と駆け込んでこられる患者さんがいます。

この辺は、食物アレルギーの専門医とそうでない医師との間に大きな知識の差があります。当院の場合、食物負荷試験を実施していますので、どれくらい卵を食べられるか把握していることが多いので、患者さんの多くが問題なく受けられています。

最近は、リスクを嫌う医師が多く、問題なく打てる患者さんであっても卵アレルギーと聞いたら即座に「うちでは打てない」と言って門前払いにする小児科医も時折目にします。

昨年もこの場で言ったことなのですが、患者さんはかかりつけ医と信頼して「先生、打って下さい」と言っている訳です。それを「うちでは打てない」では、私は患者さんを裏切っていることになると思っています。

打てないのなら、打てる病院や医院に紹介して初めて、自らの責任を果たしたと言えると思います。ただ、そういう医師は紹介するということをまずしません。とても不思議というか、同業者として情けなく思います。

インフルエンザのワクチンを10倍に薄め、それを使い「皮内テスト」をして安全に接種できるかどうかを判定する方法があるのです。

腫れ具合いで「普通に接種できる」、「慎重に2回に分けて接種する」、「接種を見送る」の3つのパターンに分かれます。昨年、一人「接種を見送る」というパターンに含まれる患者さんがいて、泣く泣く見送ったことがありました。大変申し訳なく思いました。

しかし、当院のようにアレルギー体質の強いお子さんを多く診ていて、接種できなかったのはこのお一人で、他は問題なく接種できています。これがフツーだと思います。

時折、「卵アレルギーのため、インフルエンザのワクチンは一度も受けたことがありません」という患者さんに遭遇しますが、この皮内テストすら行なわずに、かかりつけ医が接種を避けているケースがほとんどです。大した根拠もなくリスクを避け、専門医に紹介もしない。こういう患者さんにベストを尽くしていないケースを見ると、同業者として申し訳なくなります。

そんな患者さんがいらっしゃいましたら、相談して頂ければと思っています。