昨日も「食物負荷試験」を4件やりました。
多分、小さな開業医で1日にやる人数としては多い方だと思っています。ただ、自分の中では全然足りないのです。
負荷試験をやる必要のある患者さんが新潟県内には大勢いる中で、当院を受診して負荷試験を受けられる患者さんの数と言ったら、ごくひと握りであることが分かります。これではダメなのです。
確かに、例えば佐渡島(島一つが佐渡市になっています)や新潟県の最北端の村上市から当院を受診するかといえば、物理的にも難しいでしょう。ただ、負荷試験を受ける必要があるにもかかわらず、専門でない医師から「食べてはいけない」などと言われているケースは少なくないでしょうし、負荷試験という検査自体を知らされておらず、検査の存在を知り、「受けてみたい」という患者さんもいると思うのです。
平成13年に福岡の専門病院で勉強させて頂き、「食物負荷試験」を目の当たりにし、「これは新潟県に広めたい」と思いました。それから12年の月日が流れました。
昨今の食物アレルギーへの関心の高まりにより、負荷試験という検査の存在を耳にする患者さんも増えてきていると思いますが、それはかかりつけの医師の口から言われているものではないため、まだまだ知るべき人が知らされていない現状を悔しく思っています。
いずれにしても「新潟県に広めたい」と思ってしまったので、上越市から離れているという意味で例を挙げた佐渡市や村上市にも広めなければならないと、半ば私にとっては義務のようになっています(汗)。
私の作戦としては、その街から患者さんが来られると、それを手がかり、足がかりとしてその街への啓発のアプローチをしていきます。当院からかなり離れていても、それは新潟県内であれば問題ありません。
一応言っておきますが、当院は長野県や富山県からも患者さんが受診されますが、必要があれば行くつもりです。
医院の経営だけを考えれば、当院へ受診してくれそうな距離の地域だけに力を入れればいいのでしょうが、私の中ではそういうセコい考え方は嫌なのです。あくまで“新潟県”にこだわっています。
地道な啓発活動が少しは実を付けつつあるのかもしれませんが、いろいろな地域から声を掛けて頂けるようになってきました。新潟県は30市町村あります。私が行って話をしたことがあるのは15なので、ようやく半分です。人口の多い市で見てみると、県内には市が20ありますが、13箇所に行ったことがあります。
これから見ると、私の活動はまだ半分程度と言えるのかもしれません。全く満足のいくものではありません。
そんな中、今日は三条市に上陸します。先日の「すこやか健康フェア」も三条市で開催したのですが、エピペンの話をしにいくのは初めてです。
最近、講演のためのスライドを作り始めるのがやたら遅くなっていて、今は9日の朝4時過ぎですが、これから作ります(涙)。
三条市も新潟県の中心部に位置し、県央地区の中心的な街なので、より多くの方々に正しい知識を持つきっかけになればと思っています。


