小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

されど咳
2013年11月04日 更新

開業医はホントに孤独です。

毎日、一人で受診される患者さんの問題解決をせねばならず、誰もアドバイスもくれません。

小児科は感染症で受診する患者さんが多いため、例えば溶連菌と診断した患者さんが多いなと感じると、「溶連菌が流行っている」と実感することになります。そうそう、ネットニュースで関東でインフルエンザで学級閉鎖があると書いてありましたが、徐々に例年のようにインフルエンザが流行してくるものと思われます。

流行が大きければ、その病気にかかった患者さんが医療機関に押し寄せることになるし、そういった病気がなければ医院はヒマになります。今はどうなんでしょう?。溶連菌もアデノウィルスも、胃腸炎、RSウィルス感染症も見かけますが、さほど大きな流行にはなっていないようです。

最近は、咳の患者さんが目立ちます。ぜんそく、ぜんそく予備軍の患者さんが多く受診されます。連休に差し掛かるということなのかもしれませんが、先日は午後だけで100人近い受診があり、結構大変でした。

開業医は、孤独であり、頼れるのは自分だけです。スタッフには私の負担を軽減するよう努力してもらっていますが、医師として受診した患者さんをすべてひとりで診療して、治療方針を立てなければなりません。

例年のことであり、この時期は咳のお子さんが多いのですが、1か月も咳が止まらないと当院を初めて受診される患者さんも目につきます。症状が良くなっていないのに、同じ薬を出し続ける医師をよく見かけます。

よく医師の言い訳で、「忙しくて一人に時間を十分掛けられない」というものがあります。確かに事実なのでしょうが、症状が良くなっていない患者さんこそ、良くするために時間を掛けなければいけないはずです。いつもササッと診察が終わり、出されるのは同じ薬であれば、これは医師側に問題があると言わざるを得ません。

症状が良くなっているのであれば、ササッと終わって構いませんが、良くなっていないのに同じ薬が出し続けられるのであれば、医師が「患者さんを良くしたい」という思いに欠けるのだろうと言わざるを得ず、医者を代えるのが一番の“薬”であることを知っておく必要があります。

咳は、風邪も含めた感染症で出ることもあり、ぜんそくのような慢性疾患で出ることもあります。症状は同じ「咳」であっても、本物のプロなら問診だけである程度区別はできます。

私は、「咳」=「風邪」と捉えている医師が相当多いという印象を持っています。咳はいくつもの病気によって引き起こされるため、引き出しがひとつしかなければ、相当誤診も多くなります。

咳は、子どもではよく見られるありふれた症状なのでしょうが、たかが咳、されど咳なのだろうと思っています。

日曜は、埼玉のIKEAに行ってきました。車で片道330キロでした。束の間の休息を、休んでいないことになります(大汗)。文化の日の振替休日こそは少しは休もうと思っています。