小児科 すこやかアレルギークリニック

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新潟,長岡、上越
2013年11月19日 更新

日曜日の気がかりだった市内の小学校での講演が終わり、またいつもの月曜を迎えました。

やるべきことが他にもありますが、診療が“本業”であることに変わりはありません。当院は、他の小児科に比べ待ち時間は長くなります。これは当院に限らず、アレルギーを専門としている小児科はみな同じようなものだと思っています。

つまり、慢性の病気を急性疾患の代表格の風邪と同じように扱っていいはずがないし、時間がかからないはずがありません。かけない医院があるのだとしたら、“こだわり”がないと言わざるを得ません。

日曜の講演でも言ったことなのですが、通院しても病気が良くならなければ、病気自体が重いか、医療側に問題があるのだろうと思っています。地元で、特にアレルギーに関して言えば、誤診が圧倒的に多いです。

誤診した上で、治らないことに自らの診断や治療を反省もせず、同じ薬を出し続けるのは、“最悪”だと思っています。もはや、医者を代えるのが一番の“薬”と言わざるを得ないのです。

月曜の診療は、新患が多い印象でした。中には「日曜の講演を聞いて、ここだ!と思って受診しました」という方もいらっしゃいました。もちろん、上越市内の患者さんです。

この方は、県内のK市から少し前にこちらに転居されていました。ぜんそくと食物アレルギーがありました。いくつかの小児科をまわってきたそうですが、「食物負荷試験」の話は初めて聞いたそうです。これだけ社会が食物アレルギーで騒いでも、肝腎の医師だけが患者さんに「食物負荷試験」の存在を知らせていないのは、やはり問題があります。隠蔽体質があると言われても、仕方ないと思っています。

ぜんそくの治療と、食物負荷試験は当院で行なうことになりました。そういう意味でも「小学校の講演会でアレルギーを取り上げてもらって良かった」とおっしゃっていました。

この患者さんは午前中に受診されたのですが、午後から長岡市から食物アレルギーの患者さんが受診されました。こられた経緯は、最近発足した患者会からの紹介です。最近は、こういうケースがあります。

長岡市は食物アレルギーの専門的医療がほとんど行なわれておらず、卵、乳、小麦などが完全除去されたままでした。かかりつけ医からのアレルギー検査の結果を見せてもらいましたが、卵白は以前はクラス6でしたが、最近の検査でクラス4まで下がってきました。

私ならクラス4なら「何か食べさせられるだろう」と捉えますし、そもそも検査が上がれば「卵とのケンカがヒートアップしている」と考えますし、下がってくれば「和解してきたのかも」と思います。

アレルギー検査だけで食べられる、食べられないの判断はできませんので、数値が下がってきたことを確認した際に「何を負荷試験しようかな?」と考えるべきなのに、主治医は「下がってきたね」と言ったのみだったと言います。何のために検査をしたのか、意味が分かりません。

特に採血は、子どもにとっては痛く、嫌な医療行為です。子どもに痛い思いをしてもらうだけの“価値”を見出さなければ、大して意味がないと思っています。専門医は、何を食べさせようかと考え、一歩でも前に進むために時々採血を行なっているのです。

いや、検査をするまでもなく、問診だけで「あれもこれも食べられるのではないか」と気付きました。つまり、数値だけで食べることを禁止されてしまっていたのです。

病気の症状を“改善”させるのが医療のはずですが、“改悪”させても患者は「ありがとうございました」と言い、お金を払い、医師は自分が間違ったことをやっていることに気付いていないという“最悪”な事態が繰り広げられています。

インフルエンザの予防接種もできなくはないのに、やられていませんでした。一応テストはしましたが、問題なく接種できています。

新潟市から受診された患者さんは、昨日が2回目の受診でしたが、地元の皮膚科からアトピー性皮膚炎を見逃されていました。食物アレルギーもスルーされており、皮膚科ではこういうケースを多々認めます。

湿疹がある場合、小児科に行っても軟膏の使い方が上手でないことが多いので、皮膚科に行くのですが、アレルギー検査を調べられることもなく、食事の件は“封印”されてしまうことが多いと思います。

お母さん達は、「食物アレルギーが関与しているのではないか?」と心配しているものの、皮膚科医は検査すらしてくれないので、悶々としている方が多いように感じています。

卵のほか、牛乳や小麦も心配で除去されており、検査もクラス2以上だったため、負荷試験は必要だと説明しています。なお、この患者さんはインターネットでいろいろ調べた上で当院を受診されています。

ちなみに、この患者さんもインフルエンザの予防接種を希望しているにもかかわらず、接種をしてもらえていませんでした。当院で問題なく接種しています。

昨日は、新潟県のナンバー1、2、3の街から受診があったのですが、ネット、患者会、講演会といずれも異なるパターンで当院を受診された訳です。

ただ、いずれもアレルギーに詳しくない医師からの医療を受けており、専門医に紹介すべき状態であることも共通していますが、やはり紹介すらされていないことに大きな問題があることを理解して頂きたいと思っています。

敢えて言えば、医師の良心は期待できず、親御さんが自らネットなどを駆使して調べる、もしくは患者会など情報網を頼りにして情報をゲットするしか、自分のお子さんを守る手立てはなさそうです。