小児科 すこやかアレルギークリニック

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お・も・て・なっしー
2013年12月05日 更新

最近、今年の流行語大賞が決まりました。

船橋の梨のゆるキャラ「ふなっしー」も活躍した1年でした。先日、今年の流行語大賞が決まる前に、テレビでふなっしーが何になりそうかインタビューされた時に、「お・も・て・なっしー」と叫んでいました。以前から使っているギャグのようですが、私は初めて聞いたため、ちょっとハマりました(笑)。

もちろん、本当に大賞に選ばれた本家の「お・も・て・な・し」を文字ったものです。

先日、新患の患者さんが受診されました。

長引く咳と痒い湿疹のお子さんでした。K市から受診されましたが、ご実家のあるM市の医院まで通っていたそうです。ママ友から40キロ離れたM市まで通うのなら当院を受診されることを勧められたそうです。

まず咳はぜんそく予備軍と考えられました。前医で「オノン」という薬は出されていましたが、1週間など短いスパンで通院するように指示されていました。

疑問に思ったのが、「オノン」という薬がどういう薬か全く説明されていなかったこと。オノンはぜんそくの治療薬で、専門医がかなり多用する薬です。その辺を話したら親御さんは「初めて薬について説明してもらった」と喜んでいました。これには驚かされましたし、「お・も・て・な・し」じゃないなと感じました。

この子はアトピー性皮膚炎もあったのですが、別の皮膚科では湿疹も診ないで、軟膏が出されたそうです。母いわく「5秒で診察が終わり、驚いた」そうです。お薬手帳を見ると、ステロイド軟膏がたっぷり出されていました。

アトピーとも診断されておらず、皮膚を診もしない。これも「お・も・て・な・し」ではないと思ってしまいました。

私の心掛けているのは、皮膚を診ることは当然なのですが、皮膚を触るということ。アトピーは独特のザラザラ、ゴワゴワ感があります。一見して大したことなさそうでも、触ってみてザラザラさにビックリすることがあります。とにかく、大きなヒントになることがあります。

あとは、ガイドラインの診断基準に照らし合わせ、基準を満たしていればアトピー性皮膚炎と診断できるのだろうと考えています。そして治療で用いるステロイド軟膏に対する不安を取り去る必要があります。

患者さんは、咳なり、湿疹なり心配事があって病院を受診されます。基本的には素人ですから、プロがキチンと診断し、治療し、症状を軽減させるようにするのが義務だと思っています。

それにプラスして、「お・も・て・な・し」の心があれば、医療はもっとよくなるのにと思っています。