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握手
2013年12月16日 更新

昨日は、当院の忘年会でした。

場所は新潟市だったのですが、当院から120キロ離れています。あいにく天候が悪く、横殴りの吹雪で運転が大変でした。

「おやっ」と思った方は正解です(笑)。普通、忘年会はそんな離れたところに行かないし、もちろん車も使いません。先週も触れましたが、当院の忘年会は新潟市内のホテルで開催された「田原俊彦クリスマスディナーショー」だったのです。

何ぶん、スタッフが“昭和”なものですから、大ファンも2名ほどおり、前売り券が発売されてまもなく、ディナーショーの話を出したら、即決という感じで決まりました。ちなみに2年前にも、こちらは上越市内であったのですが、忘年会は郷ひろみディナーショーでした。

日頃から無理をかけている“昭和”なスタッフに楽しんでもらうため、私はアルコールは口にせず、運転手役に徹していました。ところが、当日は波浪警報が出ていたようで、高速道路はハンドルをしっかり握っていないと、横にワープするような感じで怖かったです(涙)。

開演の1時間以上前に新潟市内に到着したので、ある場所に寄りました。ディナーショーで食事も出るのですが、小腹が空いていたこともあり、「一風堂」さんに行ったのです。

一風堂とは、博多とんこつラーメンを出すお店で、県内では唯一新潟市に店舗があります。私も福岡に勉強に行った時に、食べたことのない味にハマってしまい、最初の2週間は毎日とんこつラーメンでした(笑)。

上越ではなかなか食べられないため、スタッフにも食べさせたいと思っており、今回がチャンスと思っていました。結果は、予想通り好評でした。新潟の人の口に合うようです。

その後、会場のホテルに向かいました。時間になって会場に入り、1時間あまりコース料理を食べ、それからショーが始まりました。

当然ですが、テレビに出てくるトシちゃん、そのままでした。最近の局が多く、往年のヒットナンバーで私も知っている曲が少なかったけれど、エンターテインメントとしては十分でした。歌もキレのある踊りも楽しませて頂きました。50代であの踊りは並みの人間にはできないでしょう。

郷ひろみの時と違い、会場に降りてきてくれて、歌いながら会場を回ってくれました。私の椅子の近くを2回も通過し、2回も握手しました。中には抱きつくオバさんも…(笑)。

スタッフも楽しんでくれたようです。それなりの費用は払ったけれど、普通の忘年会では味わえない経験ができ、また1年私と一緒に頑張ってくれると思っています。

話は変わりますが、先日、患者さんとも握手をしました。

その患者さんは、新潟市から受診されました。牛乳アレルギーがあり、かかりつけ医から「治らない」と太鼓判を押されていた中学生でした。

先程も言った通り、新潟市は当院から120キロ離れていますが、口コミだかネットだか何かで当院を頼って下さったのです。これまでの経過を聞くと、「本当に治らないのだろうか?」とかかりつけ医の言うことが疑わしく思えました。

実は初診は今年の夏休みで、乳製品を含む加工品で負荷試験はやっておりました。お母さんは完全除去をし続けていましたが、本人がある意味、緊張感がなく、その後も時々乳製品を食べていました。

少し前に今後の方針を相談に来られた際に、「牛乳を使って白黒つけましょう」と話していました。そして先日、修学旅行の代休を利用して、平日に当院に負荷試験をしに受診されました。

お母さんは牛乳200mlを「完食できるはずがない」と考えていたようです。私はやってみなければ分からないと思っていましたが、「それなりにいけるはず」と考えていました。

結果は、200mlをあっさり飲めてしまいました!!!。

この患者さんは、医師の発言から「一生飲めない」と思っていた訳ですが、いい意味であっさり裏切られました。食物アレルギーは全国的にも専門医が非常に少ないため、専門医にかかったから除去しなくていい事実が判明しただけで、専門医にかからずに食べることを諦めている患者さんも少なくないのだろうと思った次第です。

負荷試験が終わり、また診察室に入って来られた際に、本人とお母さんとガッチリ握手をしたくらいです。

本人の話では、通っている中学校の先生から「なぜ上越まで行くんだ?」と聞かれたようです。県内最大都市の新潟市に住んでいながら、遠く離れた上越市まで行く意味がよく分からないのもうなずけます。

確かに、新潟市にも1カ所しっかりした負荷試験をやる施設はありますが、当院も困っている患者さんのために、週に4回負荷試験を実施しており、近頃のようにさほど予約が一杯でないと、予約がすぐに取れ、白黒をつけられます。

お母さんからも「上越まで来て良かった」と言われ、それなりに価値のあることをこだわってやっていることを理解して頂けていると感じました。

もっともっと医院の知名度を上げて、困っている患者さんに遠路遥々受診する意味を実感して頂ければと思っています。小さい子だと握手はしませんが、ある程度大きくなって食べることを諦めている患者さんと“握手”をしていきたいと思っています。