小児科 すこやかアレルギークリニック

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1位をゲット
2013年12月27日 更新

最近は特に待ち時間が長く、申し訳なく思っています。

自分で診ている患者さんは、「絶対に良くしたい」という気持ちで接しているつもりです。最近は他院に通院して良くならないと、口コミで当院を受診される患者さんが多いのです。新規で受診される方も少なくなく、多くが“誤診”されています。

患者さんは、医師を信じて通っている訳ですから、一度説明されたことをそのまま理解してしまいます。それが誤っていれば、今後の当院での治療の妨げになりますので、「誤解」を解くことから始めなければなりません。

どんなに混雑していても、ある程度時間を掛けて、そういうことをやらなければなりません。昨日は、夕方の時点で50人待ちくらいになりました。それでも15分以上は時間を掛けて、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの話をせざるを得ませんでした。

私の力を入れている分野なのですが、アトピー性皮膚炎がキチンと診断されていなかったり、「食物負荷試験」の説明が全くされていなかったりと、県内のアレルギー医療は相当問題があります。私がそういった説明もなく、待ち時間を減らすことを優先した医療をすれば、もっとレベルは低くなるし、誰も救済できないことになります。そういう事情をご理解頂けると有り難いと思っています。

年内の診療もあと2日になりました。昼食を食べる時間が取れないこともありますが、もう少ししたら休めると思い、頑張っています(汗)。

「食物負荷試験」も駆け込み需要でしょうが、1日に5人くらいやっています。その中で、長岡市から負荷試験に来られた患者さんもいました。卵とミルクがクラス6、小麦がクラス4で地元の医師からずっと除去を指示されていたそうです。

この患者さんとの出会いは、夏まで遡ります。エピペンを持っている患者さんが園におり、取り扱いが分からず困っているという話を聞き、私がその園に講演に行ったのです。講演後に、親御さんと初めて会い、相談を受けたのですが、確かに数値はみな高めでした。

ただ、先日も述べたように“偏屈者”の私は、「数値が高くても、負荷試験をしないと完全除去が必要かどうかは分からない」とすぐに考えてしまいます。当然、負荷試験を勧めることになるのですが、親御さんは「アナフィラキシーショックを起こしたらどうしよう」という不安が先立ち、踏ん切りがつかなかったようです。

今月1日のゆうこりんの講演会にも来て頂き、徐々に「負荷試験を受けてみよう」という気持ちに傾いていったのだと思っています。

まず、小麦の負荷試験ということでうどん100gを持参して頂きました。親御さんは初めて受ける負荷試験に相当緊張しているでしょうし、私も慎重に増やしていこうと考えました。

最初は2センチから食べさせ、増やしていきます。途中で“邪魔”が入りました。まだ小さいお子さんが「もっと食べたい」と泣くのです(大汗)。子どもには悪いのですが、どんどん増やしてアレルギー症状を起こしても困るので、じっと我慢でゆっくり増やしていきました。

何と、100g完食できました!!。小麦はクラス4でも6割は除去の必要がないというデータもあり、そんな特別なことが起きた訳ではありませんが、お母さんにとっても衝撃的なことだったようです。まあ、「嬉しい誤算」って感じでしょうか?(笑)。

先日、県内ニュースをみていたら今年の10大ニュースというのをやっていました。この時期の風物詩ですが、もうそんな時期になったのですね。

それを思い出し、お母さんに「今日のことって、〇〇家の今年の10大ニュースの1位じゃない?」と言うと「そうですね」と笑顔で答えて下さいました。

これまでひたすら除去。しかも卵も乳製品も小麦、その他もです。小麦が食べられないと、麺類、パン類、クッキーなどのお菓子が全滅です。小麦が解除になることで相当食事の幅が広がると思っています。言い方は悪いですが、〇〇家では食生活ではあまり希望を持てなかったと思いますが、これで光が差し込んだと思っています。

もう今年も終わりなので、来年は卵や乳製品についても負荷試験を進めていこうと思っています。来年は、もっと多くの家庭の10大ニュースの1位を獲得できるよう頑張っていきたいと思っています。