小児科 すこやかアレルギークリニック

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腑に落ちなさ
2014年01月04日 更新

4日から通常通り診療を再開します。

子どもは急な発熱や嘔吐がみられ、病気は年末であろうとお正月であろうと、待ってくれません。アレルギーがあると、例えば風邪を引くとぜんそく発作が誘発されたり、熱が出て風呂に入れないとアトピーの皮疹が悪化したりすることがあります。

やはり、その辺りの予想できることを念頭に診療する必要があり、アレルギーを診る医師には“自分の患者は自分で守る”という信念が欠かせないと思っています。

先月29日からお休みを頂いていましたが、「自分だけ休んでいていいのだろうか?」という気持ちはずっとありました。診療していた方が、“気が休まる”部分はあるような気がします(涙)。

年末のことになりますが、レコード大賞の発表がありました。今の子どもにしたら「レコードって何?」って聞かれてしまいそうです(大汗)。

私が子どもの頃は、大晦日にレコード大賞→紅白歌合戦という構図があり、多くの方々がそのようにチャンネルを変えていたのだと思います。時代も変遷し、視聴率で苦戦を強いられ、少し前から大晦日でなく、30日にやるようになりました。

で、その大賞ですが、ご存知の方も多いと思いますが、EXILEが獲得しました。ファンは喜んでいるでしょうが、私には違和感が残りました。

私は決してAKB48のファンという訳ではないのですが、今年はエントリー曲の「恋するフォーチュンクッキー」は多くの子どもから大人に愛され、2013年を代表する曲であったと思います。メロディーも何となく口ずさんでしまうし、これまでのAKBの受賞曲よりまさにレコード大賞に相応しい曲だと思っていました。CD売り上げでも文句はないはずです。

レコード大賞開催の前から、ネット上で今年の大賞はEXILEで決まりなんてウワサも広がりました。これもウワサでしかありませんが、接待攻勢などがあると聞いたことがあります。私は車が好きなので、日本カーオブザイヤーの発表も年末になると気になります。これも、投票の権利のある自動車評論家へ各メーカーの接待があるとも聞いたことがあります。もしかしたら“大人の事情”っていうのが左右しているのかもしれないと思っています。

いずれにしても、世の中、腑に落ちないようなことが結構あるように思います。食物アレルギーの対応にしても、園や学校の現場では誤食時に子ども達の命や健康を守ることは最優先なのに、エピペンや抗アレルギー薬といった緊急対処薬がすべての園や学校で預かれないのは、何故でしょうか?。

園や学校で誤ってアレルゲンを食べさせることがなければ、アレルギー症状が見られることはないでしょう。しかし、ヒューマンエラーという言葉があるように、人間はミスを犯してしまいます。ですので、誤食防止のほかに、アナフィラキシー時の対応をある意味セットで対応するのは当然のはずです。

皆、やることは分かっていて、しかし歯車がかみ合っていないように感じています。本来主導的な立場にあるのは小児科医でしょうが、食物アレルギーのことをよく分かっていない医師が少ないことも問題です。

12月中旬に食物アレルギーで意識消失を起こしたにもかかわらず、エピペンが処方されず、当院でエピペンを処方したのですが、園が預かりを断ったという腑に落ちない事例がありました。

一応、上越市ではエピペンは預かることになっていますが、私立の園なのでこんなことになっているようです。しかし上越市民であることには変わりなく、この公立だから、私立だからという足並みのそろわなさは何でだろうと不思議に思っています。

当院は水曜の午後に講演活動をしています。さすがに1月1日(水)はお休みでした。しかし、8日は隣の街でハシゴします。つまりその日のうちに2件回って講演してきます。

この“腑に落ちなさ”を少しでも減らせるよう、今年も微力ながら頑張ろうと思っています。