先日、「週刊ダイヤモンド」という情報誌がアレルギーを特集していることに触れました。
数日前に近くの本屋で見つけ1冊買ってきました。一般向けの本なので読みやすく、結構ハッキリとアレルギーにまつわる現状が書かれていたので、追加購入するため、翌日もう少し大きな別の本屋に行きました。
そうしたら、見当たりません。厳密には雑誌はあるのだけれど、次号に取って代わられています。ちょうと発売日をまたいでしまったため、アレルギー特集号は買えなくなってしまいました。
診療の合間に、当院スタッフから偶然週刊ダイヤモンドの話題が出て、買えなかった旨を話したら、本屋には売れ残りをすぐには返品せず、買うことができるという情報を得ました。
その日のうちに本屋に行ってみたら、買えました!!。当院の待合室に数冊置いておこうと3冊買おうと思いました。
レジに並ぶと、「同じ本ですが、お間違いありませんでしょうか?」と聞かれました。最近はそんなことを聞くんですね。店員からは私がボケているように見えたのでしょうか??。「お間違いありません」と言おうと思いましたが、止めました(笑)。
ということで、当院の待合室にこの雑誌が置いてあります。本屋に並ぶ情報誌で、ここまで大々的にアレルギーについて取り上げているものは珍しいと思っています。スギ花粉症の時期なので、大きくスペースを割いていますが、食物アレルギーについても結構触れています。
私も隅々まで読み終わっていませんが、勉強になることも書いてあります。現在、スーパーやコンビニで買える食材は原材料表示が義務化されていますが、外食産業でもアレルギー表示が議論される予定になっているそうです。
また、新潟市のある皮膚科医が検査を繰り返しているようですが、食物アレルギーのIgG抗体の検査のことも触れています。欧米の学会で「推奨しない」と言われていますが、日本では曖昧に取り扱われており、一部の患者がその結果に基づいて食事対応をしているようです。
こんな見出しもありました。「不必要な除去指導、安易に食べさせる、どちらもダメ」
これは読んでの通りでしょう。アレルギー検査の数値だけで「あれもこれも食べられない」と指導する医者がいる一方で、“食べて治す”を安易に捉えている医者です。
上手いことを言っているのでちょっと触れてみますが、食物負荷試験もしないで適当な量をどんどん食べさせる方法を取っています。これをある専門医が「患者にロシアンルーレットをさせるような危険行為」と表現しています。
こういう小児科医、当院の近くにもいます。そこまでして当院に紹介したくないかと思います。もちろん、何かあればキッチリ責任を取ってもらおうと思っています。
このようにダメな医療にもいくつも触れています。日本の医療システムは、どの医師にかかっても同じ費用が請求されますが、医師の言うこと、やることがこんなに異なれば、患者さんが困ります。
専門医は自分のところでガイドラインに沿った医療を受けて欲しいと思うし、専門でない医師はいかに自分のところに引き止めるかを考えています。紹介すれば、その分収入が減る訳ですから。
日本の医療制度には大きな問題点がありますが、そう簡単には変わらないでしょうから、患者さんがダメな医療にダマされないようちゃんと知識を持ち、自らの身を守らなければならないと思っています。
待合室の週刊ダイヤモンド、是非ともお読み頂きたいと思っています。



