小児科 すこやかアレルギークリニック

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伝染性軟属腫
2014年03月21日 更新

ドラマ「医龍」が昨日、最終回を迎えました。

うちのビデオ(ホードディスクレコーダー)は全チャンネルを自動録画してくれる機能がついているので、難なく初回から観ることができました。寝る前に横になりながら、観ていました。

少し前にも触れましたが、ドラマならではの演出も多く、あれをすべて現実と思ってもらっては困るのですが、患者さんを思う気持ちは我々医師も見習わないといけません。

医師が勝手気ままに診療しているとしか思えないケースを多々見ているので、「医療って何だろう?」と疑問に思うことはよくあります。

多くの患者さんが「お医者さんが間違うはずない」と考えているでしょうから、医師がその考えに“甘えている”というか、“あぐらをかいている”部分って結構あるのではと思っています。

いつもアレルギーについて書いていますが、今回は伝染性軟属腫について触れようと思っています。聞き慣れない言葉で、「何それ」という方もいるかもしれませんが、要は「水イボ」です。

皮膚の感染症ではありますが、アレルギーと全く関係ない訳ではなく、アトピー性皮膚炎の患者さんに感染しやすいので、当院の患者さんとは切っても切れない関係と言えそうです。

以前は夏のプールでうつるので、園側から「医者に行って取ってきてもらって下さい」、「それまではプールに入れません」なんて言われることもよくあったように思います。

それが急速にそんな風に言われなくなったのは、プールの水ではうつらないと言われるようになってきたからかなと思っています。ただ、肌との接触、タオルの共用では感染のリスクは高まると思っています。

いつもぜんそくやアトピー性皮膚炎が誤診されていて、医師によって言うことが違うから患者さんに迷惑を掛けていると言っています。実は、水イボも同様だったりします。

水イボの対処としては、一般的に小児科医は「放っておけば消えるので取る必要はない」と言うことが多く、皮膚科は「取ってしまいましょう」と言うことが多いようです。

私は、昨年の日本小児皮膚科学会に参加して以来、「取る」派です。これまでもできる限り取っていましたが、泣きわめく子どもを押さえつけて取るのは心が痛むので、数が多過ぎると取らないこともありました。

学会では、痛み止めの処置をした上で取ることを推奨しています。キチンと学んでいれば、医者の言うことが異なることはやはりおかしいと思っています。

先程も言ったように、アトピー性皮膚炎に合併している場合、痒いので皮膚を掻くと、それで水イボウィルスをばらまいてしまい、更に広がるという悪循環を繰り返してしまいます。

注意して見ていると、比較的短期間に消えてしまう場合もありますが、徐々に増えていくことが多いようです。ベースにアトピーがあるからということも関係していると思います。

感染源の水イボウィルスが皮膚に沢山いれば、一層増えやすくなるため、水イボを取り去ることで、増える可能性を減らしていけば、根絶できるという考え方は重要だと思っています。かなり増えた水イボは、当然でしょうがすぐにはなくなりません。

実際、昨年夏から日本の第一人者のやり方を真似て、取る努力をしていますが、効果はてきめんです。このやり方をやって良かったと思っています。(続く)