いつの間にか、もう4月1日。今日から消費税が8%に上がってしまいました。
昨日の夜、マイカーのガソリンを入れにいこうと思いました。皆考えることは同じで、ガソリンスタンドは行列ができていました。なので、時間をずらそうと思いました。
21時過ぎに行けば、混雑していないだろうと思いました。家のすぐ近くのスタンドに給油に行ったら、意外にも空いており、何か変です。
給油場所の近くに張り紙がしてあり、「レギュラー、軽油売り切れました」の文字が…。チャンチャン、って感じです。そこまでは想定していませんでした(泣)。
夜、テレビをつけると、フジテレビでは「笑っていいとも」をやっていました。ご存知のように最終回でした。32年前と言えば、私も10代で若かった(笑)。
昼にはあんまり見ていなかったけれど、多くの人にとって定番だったため、明日から「笑っていいとも」が見られなく、「タモロス」が心配されています。
耳慣れない言葉ですが、造語でタモリさんが見られず、虚しさを覚える人が増えるのではないかと言われています。あまちゃんが終わった時も「あまロス」なんて言葉がささやかれました。
私の場合は、「アヤロス」です。
私は一生懸命の患者が好きです。こちらもプロとして全力を尽くさなければと思うし、当然そこには信頼関係が存在します。
昨日もそういう患者さんがいましたが、ぜんそくなのにぜんそくと診断されず、“風邪薬”が出されていたり、アトピー性皮膚炎なのに“乳児湿疹”などと言われ、皮膚がずっとジクジクしたままだったりと、適正なアレルギー医療が行なわれていないのです。
もちろん、患者さんは病気には素人ですから、信頼して小児科医のもとに通いますが、医師がテキトーにやっています。患者さんのために全力を尽くすことなく、期待に応えようともしていない。ここには信頼関係は存在していないと考えています。
時々触れていましたが、昨年秋に某市から中学生のお子さんが食物アレルギーの相談に来られました。アレルギー検査上、甲殻類、軟体類、貝類を除去しており、地元の小児科医から「一生食べられない」と言われていました。
私の講演を聞いて、「食物負荷試験」の存在を知り、親御さんが「是非とも受けさせてみたい」と考え、受診されたのです。
ここに“障害”が存在します。当院まで100キロくらい離れていることもそうですが、中学生くらいになると、学校もなかなか休めないのも当然あるでしょう。更に、本人が食べないことに慣れてしまい、負荷をして具合い悪くなることを避けようと、食べてくれないこともあるでしょう。
それでも、親心で何度も負荷試験に通ってくださいました。そこまでやってくれる方もそうはいないようです。
ちなみにエビ、カニはクラス5、イカ、タコはクラス4、ホタテ、アサリはクラス3でした。多くの小児科医が「食べるな」と言いそうな値かと思います。
6回は負荷試験が必要そうですが、昨年秋タコから負荷試験を始めたのですが、心配をよそに食べられました。それからイカ、アサリと“撃破”します。
さすがに私もエビの時は「何か起こるんじゃないか」と心配しました。それでも「期待に応えたい」、「自分が負荷試験を断れば、この子は一生食べられないのではないか」と考え、敢えて行ないました。
結局、エビ、ホタテ、カニとすんなりクリアしました。
特に春休みを活かして、ここ最近は立て続けに受診して負荷試験をやっていた訳ですが、その都度「やった~!、食べられた!!」という感動がありました。私も毎回、達成感はありました。
本人と親御さんの頑張りもあり、予定していた食材の負荷試験は完了してしまいました。受診の度に、私は「何かあったらどうしよう」という不安や緊張がありましたが、それが専門医として満たされた気持ちに変わっていました。
患者さんと親御さん、そして私が同じ方向を向いて、しっかりと「医療」をやっていたと思っていますが、どれも食べられることが確認でき、負荷試験が終わってしまいました。もう患者さんとも会えないことを意味します。
その患者さんは名前にアヤと付くのですが、「アヤロス」になってしまいそうです。


