小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

「せいとくたこ」
2014年04月08日 更新

ネットを見ていたら、面白そうな動画を見つけ、クリックしてみました。

ある受験生のサクセスストーリーを述べています。
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/news_business/pfdc23d4cab4f0e6154137e087afef7a2

この女性は、高2の時点で小学生4年生レベルの学力しかなかったそうです。タイトルの見慣れない平仮名は「聖徳太子」の読み方なのだそうです。これはちょっと驚異的…(汗)。

動画を見ると、こんなレベルから現役で慶応大学に現役合格してしまう本人と、塾の先生が出演しているのですが、結構いいことを言っています。手記も30万部も売れているのだそうです。この手の話、結構好きです(笑)。

塾の先生は、「学力が低いんじゃない。遅れているだけ。」とおっしゃっていました。確かにそうですよね。学力が低いままなら、受験は成功しなかったと思います。

小学4年生レベルのドリルから始めたと言っていましたが、分かるところからスタートして、分かる面白さや歓びを知ってしまったのでしょう。それからドンドン勉強に身が入るようになったのだと想像できます。

登山の最中に「無理だ」、「大変だ」と言われ続けると心が折れるとも言っていました。ネガティブでなく、ポジティブに考えるのが成功の秘訣なのだそうです。まさにおっしゃり通りです。

私の頭の中はいつも食物アレルギーのことがありますが、これにも言えることだと気付きました。

食物アレルギーをよく分かっていない医師にかかっていると、「完全除去しなければならない」とか「一生食べられない」とか、私から言わせるとやや極端なことを言われることが多く、それを素直にそういうものだと思ってしまう方も少なくありません。

医師からそんな風に言われてしまうと、先程の話のように心が折れてしまうことでしょう。

実際、食物アレルギーにこだわって診療していると、「結構食べられるものだ」ということを感じずにはいられません。

卵や乳、小麦で過去にアナフィラキシーを起こしていても、諦めずに少量だも食べ続けていると、食べられる量が増えていることもよく経験します。重症な食物アレルギーととらえエピペンまで出していたのに、治ってきたため「次回はエピペンを処方しなくてもよさそうだね」と言っている患者さんも何人かいます。

また、治りづらいとされる食品であるソバ、ナッツ類、甲殻類なども、食べることを諦めている患者さんも結構います。

さすがにアレルギー検査の数値が極端に高いと、負荷試験でアナフィラキシーを起こす可能性があるため、負荷試験は実施しませんが、クラス2、3程度なら負荷試験をやってみると意外にも食べられることが多いことに気付きます。

例年この時期は負荷試験のニーズが高く、1日に複数件の負荷試験をやっていますが、だいた一人くらいはソバ、ピーナッツ、エビなどの負荷試験の患者さんが含まれたりします。

そうやって食べられる患者さんを多く診てると、患者さんは「食べられないもの」とかなりネガティブに捉えている方も多いのですが、私だけは「いや、食べられないとは限らない」と相当ポジティブに捉えています。

いや、ソバやピーナッツなどでなく、卵や乳、小麦がクラス6であっても、「加工品なら食べられるはず」と思っているため、「今度負荷試験をやりましょう」と言っています。

私のポジティブさに「食べられるんだ」と感じ、負荷試験にトライして下さる患者さんがほとんどです。

受験も食物アレルギーも、ポジティブに考えることが成功の秘訣のようです。