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昨日の会見に思う
2014年04月10日 更新

昨日は、スタップ細胞の記者会見一色でした。

日本人として、スタップ細胞の存在自体は真実であって欲しいと思っていたので、存在を明言されたことでちょっとホッとした気持ちもあります。しかし、その反面、他の科学者が再現できない理由は何だろうという疑問も残りました。いまだに真相は明らかになっていないと思っています。

小保方氏側に付いた弁護士が、船場吉兆の偽装や昨年話題になったホテルの食材誤表示を担当した方のようです。法的なことも重要なのでしょうが、科学的な根拠を示して下されば、国民が納得したのではないかと思います。

それにしても、今の日本は現代のベートーベン騒動といい、食品偽装といい、偽装やねつ造騒動が目立つようです。それは医療の世界でも似たようなものかもしれません。

よく「アレルギー科」の看板を見掛けますが、そう名乗っておいて、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の診断をできない小児科医は多いし、「食物負荷試験」の存在すら説明せず、アレルギー検査の数値のみで食べられる、食べられないの判断をしている医師もいます。

医師の標榜は自由ということになっていますが、他院にかかっていて、当院に移ってきた結果、全くおかしなことをされてきたことに気付き、「騙された」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

「アレルギー科」の看板の表示は、アレルギーの専門医であったり、専門施設で研修を受けてきたことを表している訳ではありません。かなり曖昧と言えます。もちろん一生懸命やっている先生もいますが、その一方で、「アレルギー科」の看板が“偽装”や“ねつ造”レベルの医院も存在しているのは確かです。

そもそも「医学」は学問です。医師によって診断が異なるなんてことは、有り得ないと思いませんか?。「数学」なら三平方の定理とか、国や地域で違っているなんてことはないはずです。アレルギー科を名乗る医師が、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの病気を診断できないなんて、“偽装”と言われても仕方のないことです。

日本には「お医者さんが間違ったことをするはずがない」という考えが根付いているため、そういう部分を指摘されることはまずありません。特に開業医は「あなた、間違っていますよ」なんて誰も教えてくれません。“誤診”を繰り返してる医師も、意外と目立ちます。

こういう日本の風潮をひとつひとつ正してもらいたいと願ってはいますが、医療は患者さんが医師の判断を受け入れた時点で“商談成立”となってしまうため、医療が成り立ってしまう訳です。

スタップ細胞の件は、いずれ決着がつくのかもしれませんが、この問題だけは残念ながら解決されることはないのだろうと思っています。