小児科 すこやかアレルギークリニック

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大きなギャップ
2014年04月30日 更新

昨日は、祭日。ここのところだいぶ忙しいので、有り難い休日です。

いろいろやることはあるのに、日が高いうちは、あまり学会の準備などはやる気が出ません(涙)。

昨日の朝の情報番組で、富山県の話が出ていて、チューリップが咲き誇っていました。息子も少しは花にも興味が出てきたようで、ホームセンターにチューリップを買いに行きました。

私も花に特に興味は持っていなかったのですが、花のコーナーを歩き回ると、息子がこんなことを言います、「もうじき母の日だから、ママに赤いカーネーションを買って行こう」。子どもはいつの間にか、こんなことも知っているのかと少し驚きました(笑)。

子どもはいつ具合が悪くなるか分かりません。急に園で熱が出て「お母さん、迎えにきて下さい」なんて言われたりします。また、突然嘔吐を繰り返し、元気がなくなったりもします。

当院は、アレルギーという慢性疾患を中心に診療しています。「最近、咳が増えてきて心配だ」、「湿疹の調子がイマイチなので、今のうちに薬をもらいに行こう」というように計算が立ちます。ゴールデンウィーク中の悪化を心配し、受診される方が多いようです。

地元では、胃腸炎が流行っており、溶連菌などもみられます。インフルエンザのいるところにはいるという感じです。アレルギーの患者さんを診つつ、一般小児科のように、感染症も診なければなりません。それが最近、特に忙しい要因だと思っています。

そんな状況でも、水曜の午後はずっとエピペンの講演の予定が埋まっています。ゴールデンウィーク期間中でも、変わりはありません。

4月は、エピペンを持っているお子さんが入学してくるとのことで、すぐに予定が埋まりました。4月は水曜が5回ありましたが、長岡市、小千谷市、柏崎市、上越市に出向き、今日は新潟市に行く予定になっています。いずれも私がエピペンを処方している患者さんが通っている学校に行っています。

学校では、医師による食物アレルギーの診断書の提出が義務づけられたりと、いろいろとやらなければいけないことが増えています。

エピペンも適正に使わないと自分たちの責任であるということで、子どもの命を守るために、それはそれは一生懸命学ばなければならないという気持ちが学校の先生方から伝わってきます。

その気持ちに応えるのは、本当は小児科医であるはずなのです。ところが、アナフィラキシーショックを起こしていても、エピペンを処方できていない医師もおり、専門医にも紹介しようとすらしていない現状があります。

私が思うに、「除去しておけば何も起きない」、「いずれ治る」という考えを持っている医師が多いように感じています。学校側はエピペンや食物アレルギーの正しい情報を欲しており、一方の医師が“超”消極的に、何もやろうとしないのだろうと思っています。

私は医師と学校側の両方を見ているので、この大きなギャップをとても不思議に眺めています。

私は医師の味方ではありません。患者さんの味方でいるつもりです。患者さんが学校に行けば、給食が出ます。学校で給食が出る以上、食物アレルギー対策を取らねばならず、最悪の事態も考えておかないといけないのです。

エピペンを持っている患者さんの通う学校に出向いてエピペンの話をするのは、私は現在考えられる最も有効なエピペン指導だと思っています。食物アレルギーに理解のない医師が少なくない中、誰が何と言おうとこの活動をやり続けなければならない、そう思っています。