今は9日の22時過ぎです。
これから日本アレルギー学会が開催される京都に向かわなければなりません。
10日は、スギ花粉症の舌下免疫療法の治療をやる上で受講しなければいけない講習会がありますし、11日の午前中は発表があります。
この日も午後だけで100名程の受診があり、診療が終わったのが20時近くになっていました。お待たせしてしまい申し訳ありませんが、手抜きはできないので時間が掛かってしまうのです。
この日、負荷試験も行ない、なおかつ小児科医として風邪や胃腸炎などの急性疾患を診つつ、アレルギー専門医としてぜんそくやアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの治療も行わなければなりません。猫の手も借りたいくらいです。
負荷試験のお一人は常連さんで、隣の街から通院されています。もう何度も負荷試験を行なっています。アレルギー検査で様々な項目が陽性のため、負荷試験でシロクロをつけており、いろいろと食べられるものが増えてきています。
イクラとタラコの数値がかなり高く、除去して頂いていました。魚卵で、給食でもよく出るものとして、子持ちシシャモがあります。
魚卵アレルギーがあると、子持ちシシャモも除去している方もいると思います。シシャモはアレルギー検査の項目がなく、なんとなく除去されていることもあるようです。
結局、家で食べるか、医院で食べるかしてシロクロをつける必要があります。自宅で食べることを選択される方もいるし、負荷試験を希望される方もいます。今回は負荷試験を希望されました。
自分の中では、子持ちシシャモはアレルギーを起こしにくいと思っています。そんなに件数は多くないけれど、負荷試験をやってみて症状が出たのは一人だけだからです。今回の患者さんは、牛乳アレルギーが重症で、アナフィラキシーの既往が何度もあります。家で食べさせるには不安という気持ちも分かりますし、その不安を代行するのが主治医としての役目だと思うので、負荷試験を行ないました。
結果は、無事に完食しています。もちろん何かあれば全て私の責任なので、私も肩の荷が下りた気がします。親御さんも、食べられる食材が増えたと嬉しそうです。
患者さんとは信頼関係にあり、定期的に通院されています。実際に食べられることが分かり、私も自分のことのように嬉しく思っています。親御さんも「良かった」、「嬉しい」と繰り返されていました。
当院のホームページを時々ご覧になっているようで、私が日本アレルギー学会の発表に四苦八苦しているのはご存知のようです。日中は診療に追われ、夜な夜な学会発表の準備をしていることは知っており、帰り際に「先生、お身体に気をつけてください」と言われました(汗)。
お子さんの健康を守るのが、小児科医である私の役目ですが、「患者さんに心配されてどうする」と思ってしまいました。
最近は、いわゆる「医者の不養生」と言えるのかもしれません(大汗)。
確かに、水曜の午後はずっと休めていません。学会に参加して勉強する分には緊張もしませんが、発表までするとなると準備に時間を割き、大勢のドクターの前で発表するとなると緊張もします。程々にしておかないと、体によくないのかもしれません。
これからは患者さんに心配され過ぎないよう、程々に頑張っていこうと思っています。


