小児科 すこやかアレルギークリニック

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2014年06月10日 更新

医療って、一番大事なのは「思いやり」なんだろうと思っています。

病気で困っている患者さんの症状をいかに速やかにやわらげるか、これだけ考えて医療をやれば、それなりの対応はできます。

昨日も、他の小児科で生後6か月くらいの赤ちゃんが、先月から咳が止まらないと当院を受診されました。前医では風邪と言うことで、いつも同じ薬が出ていたそうで、「これはおかしい」と思い、当院を受診されています。

結局、「風邪」というのは“誤診”だから良くならなかった訳で、それでも同じ薬が出されていました。私に言わせれば「思いやり」のカケラもない対応で、しかもこんな赤ちゃんにいい加減な対応をしていました。咳が長引けば、いろいろな原因を考えないといけないはずです。

日本の医療は、「お医者さんが間違うはずがない」、「どの医療機関でもハイレベルの医療を受けられる」というのが基本になっていますが、私から言わせればチャンチャラおかしい。こんな有り得ないことをやっていても、医院は儲かってしまうのです。

周囲をみると、良心的な医師は良心的な医療をやっているし、ダメな医師はダメな医療を繰り返しています。厳しい言い方をすれば、信じて通っても“搾取”されてしまいます。地元の患者さんを守るには、ダメな医者がいかにダメであるかを知らしめる必要があるのかもしれません。今はこんな時代で、努力していない医院には行ってはいけないと思っています。

先日、新患の患者さんが受診されましたが、住所は北海道になっています。

当院受診のためにわざわざ北海道から来られた訳ではないのですが、たまたまというか、ご実家が上越の方でした。

食物アレルギーの診療のレベルは、専門医とそうでない医師の間では雲泥の差があったりしますが、北海道のある皮膚科に通っていたそうです。いつものパターンで、アレルギー検査の数値だけで食べられる、食べられないの判断がなされていました。

数値が下がってきてはいたものの、検査が陽性にも関わらず、「もういいよ、家で食べさせてみて~」なんて軽いノリで解除されていました。血液検査の結果だけで「もういいよ」って言葉は私は一度たりとも言ったことはありません。

数値の低下は食べられる方向に傾いていることを表しているのでしょうが、それだけで十分とは言えず、根拠のない“解除”が行なわれていました。とにかく何も起きなくてよかったです。

現在、卵と大豆が除去されいました。食物アレルギーの診療は地域間格差が指摘されており、北海道の場合は、札幌まで出ないといけないようです。確かに有名な先生は札幌に集中しています。

この患者さんの家から札幌まで300キロくらいあるそうです。これは新潟から東京まで出るくらいの距離で、本州を横切るくらい遠いのです。お母さんは、お子さんの解除のために札幌まで出向く準備をされていたそうですが、ネットで調べてみて当院の存在に気付き、実家に帰った際に寄れば負荷試験ができると思ったのだそうです。

話を伺うと、来週には北海道に帰られるとのこと。最近は負荷試験はさほど混んでいないため、「じゃあ、明日やりますか」ということになりました。来週まで滞在されるのなら、卵と大豆の負荷試験2回くらいなら充分可能です。

こういうかかり方でも、当院は歓迎します。まだまだ全国的に食物負荷試験が普及しておらず、負荷試験を受けたいけれども近くにそういう病院がないという方も多いと思います。実家を起点に考えて、当院までそう遠くなければ受診して頂いて構いません。

実際、ご実家のあるこちらに帰られた際に負荷試験を受けている方は群馬や石川、栃木など結構いらっしゃいます。

先日、1時間説得してアトピー性皮膚炎の標準的な治療に同意して下さった方も福島の方でしたが、実家に寄られた際、当院を受診されています。

こういう受診の仕方は、当院では「あり」です。