小児科 すこやかアレルギークリニック

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情報交換
2014年06月28日 更新

今週末は、名古屋で学会があり、参加してきます。28日(土)は休診となりますので、ご了承下さい。

当院は、他院さんよりも休診が多く、申し訳なく思っています。いろんな医療機関が様々なことに重きを置いて診療しているのだと思います。少なくとも当院の場合は、医療レベルとそれなりに維持するには学会参加は必要不可欠と考えています。

開業すると、医院を休む、休まないは医師の自由です。休めば収入は減るのは間違いありません。私も家族を養っていかなければなりません。ただし、休診する以上に学会参加に価値を見出しているつもりです。

学会に参加するだけでなく、発表することは自分の診療に対するモチベーションを保つ意味合いもあると考えています。今年は、既に2回学会発表をしています。多いとか少ないとか、別に他の医師と競っている訳ではありませんが、開業してからおそらく一度も学会発表もしていない医院さんもあることでしょう。

それをダメと言うつもりはないですが、そういう医院経営はしたくないとは思っています。学会参加で学んだ知識が、いまの診療に反映されているのは間違いない事実だと考えています。

あと、アレルギーを専門とした知人や友人も参加します。いろいろな情報交換ができます。それも楽しみのひとつという訳です。

ここ最近、私のやるべきことを書いています。来月の栄養士さん対象の講演、再来月の小児科医を対象とした講演、もうひとつは息子と自宅の庭にメダカを泳がせる池を作ること(笑)です。

とりあえず、目先のことからやっていかなければなりません。栄養士会の講演は、食物アレルギーを起こすアレルゲンの特徴などを知って頂くなど、日頃話している誤食対策とは内容が異なるのは当然と言えます。

当院は、親が栄養士という方もいらっしゃり、つい診療の合間にどういう話を聞きたいか、日頃の栄養指導の中でどういうことに困っているかなどを聞いてしまいました。

今回伺ったのは、離乳食の進め方。食物アレルギーがあれば何かとご苦労がありますし、アレルギーがないのに心配してなかなか進めていけない方もいることでしょう。

もちろん、卵を食べたりミルクを飲んだりして蕁麻疹が出たりすれば分かりやすいし、食物アレルギーは確定となるでしょう。となると、除去という対応は正しいと思いますが、いわゆる“湿疹”がある場合が、紛らわしいと思うのです。

私の認識では、その湿疹がアトピー性皮膚炎かどうかがポイントだと思っています。アトピーなら、母の摂った卵や牛乳が母乳経由で赤ちゃんの体に入り、湿疹を悪化させることがあります。

この場合の対策は、疑われるアレルゲンを母から除去してもらい湿疹が改善、再度食べてもらい湿疹が悪化するかをみる除去試験、負荷試験をするということになっています。採血によるアレルギー検査で何もかもが分かる訳ではありませんが、参考にはなります。

湿疹を明らかに悪化させるのであれば、除去が必要になりますし、悪化がないのであれば、除去は不要となります。ですから、栄養士さんはそれによって栄養指導が大きく変わってきます。

除去が必要かどうかを診断するのは小児科医の役目なのですが、その辺が曖昧にされていることが多く、専門医も県内は極めて少ないために、それが栄養士さんに相談されることもあるようです。この辺は判断が簡単ではないため、私もキチンと見極められている訳ではありません。そんなこともあり、栄養士さんに相談されても困ってしまうのだろうと思っています。

その辺の混乱を筋道だって話をすれば、「ああ、そういうことになっているのね」とご理解頂けるのだろうと思っています。講演の話の進め方にとても参考になる情報を頂けたと思っています。

ということで、私の頭の中ではこれまでの講演とはガラリと変わった話の構成を考えています。場合によっては、「赤ちゃんの“湿疹”がアトピー性皮膚炎なら、食べ物が誘因になっていることもあるため、小児科医にいって相談してきて下さい」と説明できることでしょう。医師の指導のもと、例えば卵を除去するとしたら、タンバク不足にならないよう、どういう代替食をしていけばいいかは、それは栄養士さんの仕事だろうと思います。

話を従来と大きく変えるということは、時間もエネルギーも掛けなければいけないことを表しますが、新潟県のレベルを上げていくには必要なことでしょう。栄養士である親御さんとの情報交換で、大切なポイントを教えて頂いたので、その辺を役立てていこうと思っています。

もちろん、今週末の学会にもそういう栄養学的な講演も目白押しです。それも私の講演に役立つはずです。繰り返しになりますが、医院を休診にしただけの価値をひねり出すために頑張って勉強してこようと思っています。