先回の記載があっさりしていました(汗)。
いろいろ書くつもりだったのですが、土曜日の朝、若干体調を崩したため、短文になってしまいました。
世間の話題は、兵庫の“号泣会見”ですが、私の場合は、土曜の午後に本当の出張予定でした。出張の目的は、「日本小児皮膚科学会」への参加。先週は名古屋の学会に参加したので、2週連続になります。2週連続“温泉”ではなく、学会です(笑)。
一時は、出張を取りやめた方がいいのではないか?とも考えました。でも、寝て起きたら、元気になっていました。
いつも通り、土曜の診療を行ないました。それからホームセンターに行き、「池」の周囲に石を敷き詰める作業をして、それから新幹線で東京に向かいました。
ここ最近書いているように、栄養士会の講演の準備に余念がなく、学会に行っている余裕も正直なかったのですが、それでも行ってきました。
当院で診ている患者さんが、比較的稀な神経の病気の疑いがあり、情報不足で困っていました。この日本小児皮膚科学会自体はここ最近は毎年参加しているのですが、その神経の病気は皮膚にも症状が出るため、昨年の学会で取り上げられており、私も患者さんのためになればと話を聞いてきました。
もちろん、日本の第一人者の先生が講演されるのですが、講演後におこがましくもその先生に直接「私の診ている患者さんでこういう患者さんがいるんですけれど…」と相談してきました。
当然のことなのですが、診察してみないとということになりましたので、親御さんの許可を得て、紹介状を書くことにしました。実は、その先生は、現在は千葉県内で診療されています。普通は、行けないと諦めてしまうような距離です。
しかし、多分、皮膚科医としてその病気を日本でトップクラスに診ているドクターです。新潟県内では望めない、レベルの高い診療を期待できると思います。お母さんの我が子のためにと必死なので、私も正しい情報を提供したい一心でした。
そんな思い出の学会でした。しかも、昨年は「水イボ」と「とびひ」について最新治療を学ばせて頂きました。
お陰で今では、本業の皮膚科に通っても良くならないという水イボやとびひを診ています。
日本の第一人者の先生からレクチャーを受けると、診療のコツを教えてもらえる訳です。基本的に皮膚の病気ですが、医師は自分の従来からのやり慣れた治療を行ないますので、最新治療とはズレがあったりします。小児科医である私の付け入るスキは十分あります。
逆に、例えば「水イボ」なら地元にステロイド軟膏を出す皮膚科医がいるのですが、そんな治療は存在しません。逆に悪化させてしまうのです。にもかかわらず、ステロイドを処方し続けていますし、小児科医のほとんどは「どうせ治るから取らない」と言いますが、往々にして広がってきて、園の先生からプールに入ることに関し、ダメ出しをもらい悲しい思いをするお子さんも少なくありません。
「とびひ」も古くから使われている薬を処方する皮膚科医もいますが、現在ではほとんど効果が期待できないと言われています。確かに「とびひ」の治療薬として多くの医師に認知された軟膏ではありますが、効かない薬を出されても患者さんは困惑するばかりです。
そんな地元の医療レベルの中で、自信を持って「これが日本の第一人者が推奨する治療だ」と患者さんに提供できるのは、私にとって大きなことです。そんな学会ですので、行かない訳にはいかないのです。
学会自体は土曜の朝から開催されていたのですが、体調も戻ったため、診療を終え、「池」を完成させてから、電車に飛び乗り、夕方のセミナーに間に合いました。
今回もいろいろと学ばせて頂きましたが、中でも興味のあったのは「ニキビ」でした。
確かに大人からすれば「青春のシンボル」程度の認識で、仕方ないもの、避けて通れないものと思いがちですが、本人は悩んでいたり、イジメの原因になったり、ニキビのつぶれた跡が残り、ひどいとケロイド状になるようです。
これまで私自身が、ニキビに対する知識が浅はかで、抗生剤の塗布くらいしかしていませんでしたが、一番大切なのは洗顔なんだそうです。ニキビの発生機序の説明を受けて、洗顔の重要性を恥ずかしながら再認識しました。その上で、抗生剤の塗布と、場合によっては内服を併用すると、かなり効果があることが分かりました。
学会の合間や新幹線の中で食物アレルギー関係の文献も読めて、栄養士会の講演の準備も結構はかどりました。充実した週末を送りましたので、気分よく、今週の診療をスタートできそうです。
もちろん、ニキビの相談もOKです。


