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2014年09月16日 更新

昨日は、敬老の日。

やることはあるのだけれど、日曜は家族サービスで遊園地へ、昨日は両親へのサービスで観光地へ行ってきました。

この連休は天候に恵まれ、昨日は寺泊、弥彦山という新潟では有名なところにドライブに行きました。

寺泊では、カニラーメン(ラーメンにカニが一匹まるごと入ったもの)を食べ、カニや海産物を買い、その後弥彦山山頂へ向けてドライブをしてきました。

山頂の駐車場に車を停め、ケーブルカーを使って山頂のレストランを目指します。コーヒーを飲むつもりで下が、画像のツリーパフェを食べてきました。パフェにソフトクリームが逆にして載せられており、コーンの端には太いポッキーが刺さっています。

弥彦山とスカイツリーをイメージしたかのようなパフェ、果たしてどんな関係にあるのでしょうか?。実は、偶然高さが634メートルで一緒なんです。ただし、パフェの高さは63.4センチではありません。値段の高さが634円でした。

一昨日、ネットニュースでこんな記事が出ていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140914-00000005-asahi-soci

RSウィルスが流行の兆しなのだそうです。当院の地元では、だいぶ前からRSウィルスが検出されており、最近増えているという印象ではなく、ダラダラ流行っているように感じています。

先日も、他院で治療しても咳が改善しないという患者さんが初診されました。ぜんそくが見逃されていましたが、よくよく話を聞いてみると、赤ちゃんの時にRSウィルスにかかっているそうです。

RSウィルスは、アレルギーの専門医はこだわって診療していると思います。ぜんそくはゼーゼーする病気ですが、RSウィルスも感染するとゼーゼー言い、痰がらみの激しい咳をします。乳幼児がゼーゼー言った場合、ぜんそくかRSウィルスか区別しないといけないからです。

先程述べたように、赤ちゃんの時にRSウィルスにかかることにより、ゼーゼーを繰り返すようになるお子さんもいます。当院では、RSウィルスを疑ったら、調べるようにしています。それ以降、ゼーゼーしやすくなる可能性が高いため、その辺をハッキリさせておく必要があると思うからです。

いずれにしても、ぜんそくかRSウィルスかを区別するため、疑ったら調べるようにしています。いつも言っているように、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の誤診が多いと感じています。診断を間違えば治療も間違ってしまうため、患者さんを診察した時に正しく診断できるよう、努力しているつもりです。

ただし、世の中にはゼーゼー言っても「風邪だ」と言ってRSウィルスすら調べない医師も少なくありません。皆さん、風邪を引いてもゼーゼーしたことってありませんよね?。明らかなウソになります。

こだわっていない医師にとって、原因がRSウィルスだろうが関係なく、薬を飲んで様子をみればそれでいいと考えているのでしょう。

先日、高熱が続き、痰がらみの咳のする患者さんが当院に相談に来られました。その子の通う園ではRSウィルスがいるそうで、高熱と痰がらみの咳と言えば、私ならRSウィルスを真っ先に考えるような、とても疑わしい症状でした。

実は、数日前に別の小児科にかかった際、家に3か月赤ちゃんがおり、RSウィルスをもらうと心配ということで、「RSウィルスを調べてもらえませんか」とお願いしたそうです。

お母さんの希望は、ごもっともだと思います。RSウィルスが流行っていて、疑わしい症状で、しかも赤ちゃんにうつり易いのです。3か月でかかると、呼吸困難を起こし、入院することもあります。お母さんのへその緒からの免疫が効果なく、RSウィルスの侵入を許してしまい易いのです。

前医の反応はこうでした。「調べる必要がない」のだそうです。私からすれば、調べる必要のない“根拠”を示して欲しいものだと思っています。親御さんが突拍子もないことを言えば、プロとしてたしなめるようなことは言ってもいいと思います。

出された“風邪薬”を飲んでも改善がないため、当院に相談に来られました。風邪じゃないから、“風邪薬”は効かなかったのでしょう。RSウィルスを高い確率で疑ったため、調べてみたら陽性でした。つまり、RSウィルスが原因と特定されました。

残念ながら、親御さんの不安は的中し、家の3か月の赤ちゃんにうつっている可能性は高いと思います。とても感染力が強い感染症だからです。

では、なぜ前医がRSウィルスを調べなかったか?。理由は簡単。医院が損をするからです。

1歳未満の患者さんであれば、外来でRSウィルスを調べると費用は保険でまかなわれますが、この子は1歳を越えていたので、調べたくないと思ったのでしょう。

私がアレルギーにこだわっているせいかもしれませんが、個人的には、こういう「他人の子はどうだっていい」的は発想を持つ小児科医は危険だと思っています。損することを嫌う、利益を優先するような医師は結構見かけますが、「何で医者になったんだろう?」とも思います。

その結果が、こうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140825-00000012-resemom-life

親御さんの7割がRSウィルスをよく知らないのだそうです。まさかインフルエンザウィルスを知らない親御さんがほとんどいないでしょう。毎年流行があるからです。しかし、RSウィルスも規模の大小はあれ、毎年流行する病気です。

乳幼児がゼーゼーすれば、その多くが内科や耳鼻科でなく小児科に行くでしょうから、大まかに言ってしまえば、7割の小児科医がRSウィルスを調べてないということを表しているのかもしれません。

これもよく言っているのですが、多くの小児科医が食物負荷試験の存在を患者さんに知らせていません。自分が詳しくないからでしょうが、食物アレルギーが社会問題化しているにも関わらず、説明しないのはもはや“隠蔽”に近いと思っています。

やはり、RSウィルスも調べると検査費用が医院の持ち出しになってしまうため、都合の悪いことは“隠蔽”されているのかもしれません。

医療は、一般の方にとっては、全ての医師が正直にやっているというクリーンなイメージがあるのかもしれませんが、私は結構ダーティーなイメージが多いです(汗)。

こういう医師が、今後心を入れ替えて真面目に検査をしてくれるとは思えず、親御さんにアドバイスを送るとしたら、逆にこういう姿勢から、「この医院は何を優先しているのか?」ということを考えて頂きたいと思います。

医療は、もっとオープンなものであるべきですが、医療側の都合でどうにでもなっているという現状を知っておいて頂きたいと思っています。