小児科 すこやかアレルギークリニック

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一番効くのは
2014年10月10日 更新

最近は、咳の患者さんが圧倒的に多いです。

昨日も咳が止まらずに当院を新規に受診された患者さんが10人近くいたようです。咳で困っている患者さんはとても多いのです。

よくあるパターンは、風邪などと言われ、症状が改善していないのに風邪薬が延々と出されているケース。もはや、医師が症状を改善させたいという気持ちが全くない表れだとしか思えません。

何か“臭いものにフタ”的な発想で、咳が出れば、長引いていても咳止めが出されているケースが目に付きます。止めてはいけない咳もあり、対症療法に終始している医師も少なくありません。やはり大切なのは、咳をもたらす病気を見極めることだと思っています。

先日、ぜんそくと診断されていましたが、長年苦しんでいる患者さんが初診されました。

小さい頃から入退院を繰り返しているようです。ある病院でぜんそくの治療をしていて、半年くらいして「ぜんそくは治ったから、治療を止めてもいい」と言われたそうです。お父さんもぜんそくがあるため、「そんなに早く治るものか?」と思ったそうです。

残念ながら、お父さんの言っていることの方が正しいです。ぜんそくは、もちろん治って欲しくてどの患者さんも通院治療しているのだと思いますが、症状が落ち着き、治療を止めて5年間無症状で初めて「治った」ということができます。

細かいことかもしれませんが、半年治療して落ち着いているだけで「治った」とは言ってはいけないことが分かります。

その後、別の小児科で治療を受けることになるのですが、パルミコートという吸入ステロイドが使われており、最近、フルタイドという粉タイプの吸入ステロイドが処方されたそうです。

お父さんは良くなっていない印象を持っており、今後が心配になって当院を受診されたそうです。通常、内服薬で対応できなければ、パルミコートやフルタイドという吸入ステロイドを導入します。キチンと吸えていれば、効く薬だと私は思っています。

まだ小学校低学年でしたが、肺機能検査を行ないました。最初は上手でなくても、何度かやっているうちに結構上手になるものです。その結果、肺機能が低下し、細い気管支がダメージを受けていることが判明しました。

親御さんの話を聞いていると、決してぜんそくは軽くなく、ともすると発作を起こしやすい状況であることが分かりました。吸入ステロイド薬を使っても、うまい具合いに気管支に到達していなかったのかもしれません。

やはり、自分でいい治療をしていると思っても、改善が思わしくなければ専門医に紹介するのが当然だと思うのですが、当院にはまずありません。いつものことながら、残念でなりません。

「なぜ効かない」のかを疑問に思って初めて、前に進めるのだと思っています。しかし、それを掘り下げるには専門的な知識を要します。こうなると、残念ながら“医者を代える”のが一番効果的なのだろうと思っています。