小児科 すこやかアレルギークリニック

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胡麻
2014年10月24日 更新

ゴマは漢字で書くと「胡麻」となります。

一方、クルミは「胡桃」となります。以前、クルミアレルギーの高校生が胡桃という字が読めず、「胡」という字が入っていたので、胡麻の仲間だろうと考えてしまい、食べてアナフィラキシーを起こしたケースがありました。確かに漢字表記は子どもには危険な部分があるのかもしれません。

この患者さんは、ゴマを食べていたから、食べても大丈夫だろうと考えてしまったのですが、中にはゴマでアナフィラキシーを起こす患者さんもいます。ゴマというと健康的なイメージがあるため、昨今の健康ブームで子どもにも摂らせたりすることもあり、増えてきている印象があります。

私の診ている患者さんで、当時、他の地域に居住されていた時にゴマなどを食べてアナフィラキシーを起こしたお子さんがいました。

まもなく転勤になり、当院に相談に来られました。ゴマでアナフィラキシーを起こす可能性は知っていましたが、本当にゴマか定かではないと私は考えました。ちなみに、アレルギー検査でゴマは陽性でした。

かと言って、必ずゴマが原因であると言いきれないと思ったので、負荷試験を勧めたのですが、親御さんが首を縦には振りませんでした。それはそれで仕方ない訳です。

それから2年以上経過しました。漫然とゴマが除去されており、負荷試験による再評価をと親御さんには言っていました。ただ、忙しいのかなかなか前に進みませんでした。

先日、負荷試験で受診されました。私は当日誰が負荷試験に予定なのか知らないので、「今日だったんだ」とは思いました。「アナフィラキシーに注意しよう」、「シロクロつけよう」という思いで負荷試験に臨みました。

ゴマは、負荷試験としてはまだ一般的でないため、卵なら卵焼き1個、牛乳なら牛乳200mlというように負荷すべき量が設定されていません。となると、これくらいかなという量を食べさせるようにしています。

過去にアナフィラキシーを起こした、もしくは起こした可能性のある食材は、患者さん、親御さんはもちろんでしょうが、私も緊張します。

結果は、十分量摂って頂きましたが、何も起きませんでした。ゴマは解除の方向で進めていけます。

とりあえず、やれやれです。