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内科と外科
2014年12月24日 更新

ある大学病院の外科医が問題視されています。

腹腔鏡の手術のみならず、普通の開腹手術でも術後に患者さんが死亡した例が多いというのです。

ここで気をつけなければいけないのは、先日今年の最高視聴率を記録し、好評のまま終わった「ドクターX」に出てきた「大門先生」はいないということ。どんな難しい手術で、他の医師がサジを投げるようなケースであっても、完璧にこなしてしまう「私、失敗しないので」というドクターは存在しないのです。

難しい手術に挑戦して結果、死亡してしまったケースなら致し方ない部分はあると思いますが、普通失敗しないようなケースで死亡例が多いのなら、それは大問題でしょう。

これに関連したネット記事に書いてあったのですが、「ミスを繰り返す医師をリピーター医師というが、たとえ手術に失敗しても裁判で刑事で有罪にならないと医師免許を停止されることはないので、診療を続けられる。事の重大さを自覚していない医師は多い」とこわーい話が書かれていました。

あとこんなことも。眼科の腕の立つ教授のもとに多くの患者さんが受診しているのだけれど、教授の部下に驚く程不器用な医師がいて、よく失敗するのだけれど、教授のお気に入りなので手術を続けているのだそうです。

医師はかばい合う習性があるように感じています。教師だと最近は不適格と認定されれば辞めさせられることもあるようですが、医師はある意味“永久ライセンス”。医師こそ、不適格者はいなくはないと思うのですが、診療が続けられてしまうのです。

手術は、成功と失敗がハッキリしているので、患者さんサイドでも「ミスされたかもしれない」と気付くことができます。しかし、小児科も含めて内科系だと成功と失敗はよく分かりません。

内科系は“自然治癒力”を期待し、その足を引っ張らない、治療の手助けとなる薬を使って対処するものと捉えています。よく言っているぜんそくやアトピー性皮膚炎が見逃されても、時間をかけて“自然治癒力”で治まっていくケースもあるようです。「うちの子、咳はいつも長引きます。2、3週間かけてゆっくり治ります」なんてよく聞く話です。

ぜんそくやアトピー性皮膚炎は、少なくとも思うような改善がなく、当院に鞍替えされる患者さんのほとんどが“誤診”されています。いつも同じ“風邪薬”や“乳児湿疹の軟膏”が出され続けています。

手術は、リスクを背負って「完治」を手に入れようとする行為だと思っていますが、そこまでリスクを負わない内科系は、細かいものも入れれば、“誤診”は横行しているように思います。

私も誤診しないことはないでしょうが、常に患者さんが良くなることを願っていますので、少なくとも症状が改善していなければ「何かがおかしい」と思うようにしているつもりです。そうしていないと「リピーター医師」になってしまいます。

通っても改善していないと思えば、医師に聞いてみて、まともな回答がなければ、医師を代えるというのが、患者さんが身を守るための“処方箋”なのではないでしょうか?。