年末年始のお休みを頂いています。
どんなに休みであっても、仕事のことが頭から離れる日はないように思います。結局、休んでも休み明けは混雑しますし、特に新潟県の場合、アレルギーは専門医がキチンと管理しなければいけない患者さんは潜在的にとても多いですから。
開院して7年以上になりますが、未だに新規受診の患者さんが1日に10人くらい来られる日もあります。来年も“未だ見ぬ”患者さんとの出会いを楽しみにしています。
近医に通っても症状が改善せず、当院に逃げ込んで来られる患者さんが多い訳ですが、やはり問題は医師からの紹介がないということと思います。自分の手に負えないと分かっていて、分かる医師に紹介しないのは悪質と言わざるを得ません。
「そこまでして自分の患者を減らしたくないか」と思いますが、ただ単純に自分が“十分対応できている”と信じきっているだけなのでしょうか?。
今年も、新潟県のアレルギー事情の課題が多く見られた1年ではなかったかと思っています。日本の第一人者の先生のほとんどは専門病院に勤務されているので、周囲から紹介状を持って受診される患者さんが多いので、アレルギーが専門の開業医が、周囲から“敵視”され、紹介もない現状は全く理解されていないようです。
実際、県外の知人の先生ですが、勤務医時代は周囲に小児科や皮膚科から紹介があったそうですが、開業された途端にそれがなくなったと言います。残念ながら、自分に旨味のあることしかしようとしない医師も存在することを知っておかなければなりません。
当院は、ぜんそくや呼吸器感染症にもこだわっています。今年も心因性咳嗽やクラミジア肺炎などを見つけ出しています。RSウィルスやヒトメタニューモウィルスは調べると、医院の持ち出しになるため、調べない医院さんは多くいます。それを正当化する発言をする医院さんもあるようですが、「医療」というのは、まず医師の自分の都合でなく、患者さんの都合を優先するのが正しいと思っています。
RSもヒトメタも場合によっては、高熱が続き、咳も相当悪化し、呼吸困難を来すことがあります。RSやヒトメタにかかっていることが分かっていれば、高熱で体力が消耗したり、夜間の咳込みで睡眠障害を起こしたりすることに注意しながら、自宅でポイントを絞った経過観察ができる訳です。
当院では、患者さんの「知る権利」に重きを置いているつもりです。かかりつけ医から「風邪」と診断されて、高熱が下がらず、咳がどんどん悪くなっていけば、とても不安になると思うのです。RSやヒトメタだと原因が分かっているといないの間には、とてつもなく大きな壁があると思っています。
患者さんがかかりつけを信用して、お子さんの健康を必死で守ろうとしているにもかかわらず、医師が自分の都合を優先することに、少なくとも私は「それって違うんじゃない」と思ってしまうのです。
少なくとも、2種類のタイプの医師がいることを地元の親御さんに知っていただく必要があると思っています。
私は患者さんにウソ\はつきたくないと思っていて、なるべく“知ったかぶり”をしないようにしているつもりです。しかし、例えば当院が負荷試験をやっていることを知っていて、「上越市内に負荷試験をやっていることはなく、新潟市にしかない」と平気でウソをいう小児科医もおり、そんな医師もいることを患者さんたちに知っていただく必要があると考えています。
“私の考え方”を周囲に押し付けることはよくないのかもしれませんが、多くの患者さんがかかるつけ医からとても良心的な、レベルの高い医療を受けていると信じています。当院に来られてみて、これまでのレベルに愕然とする患者さんもかなりいらっしゃいます。
そもそも医療は、的確に診断し、適切に治療することが重要です。診断がいい加減だったり、調べればすぐに分かるものを、医師の都合で検査されていなかったりして、治療の「土俵」にすら上がっていない患者さんもおり、残念ながら医療機関によって大きな格差を生んでいます。
医療には、残念ながらアタリハズレがあると思っています。患者さんは誰だってハズレには当たりたくないはずです。当たり外れを見極める指標を患者さんはご存知ないので、だからこそ医療は捉えどころがなく、曖昧なのだろうと思っています。
ハズレを減らすには、まずこういう事実から知っていただく必要があり、来年もそのポリシーは捨てずに、頑張っていこうと思っています。


