昨日は、子どもと妖怪ウォッチの映画を観に行きました。
家から映画館が近いので、上映開始の約10分前に家を出ても間に合いました。定番のポップコーンもジューズもちゃんと買いました(笑)。すごく混んでいると思いきや、先月の20日頃から1日に5回くらい上映を繰り返しているからでしょうが、結構空いていてゆったりと観ることができました。
ネットニュースをみていると、結構と医学の分野の話がトップニュースになったりしています。最近ですと、インフルエンザの流行状況やRSウィルスが関東で大流行しているなどと書かれていましたが、昨日はこんなニュースでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150118-00000018-asahi-soci
鼓膜切開が減っていると報じていますが、よくもこんな地味な(!?)話題がヤフーのトップニュースに選ばれたものだと思ってしまいます。でもお子さんが中耳炎を繰り返していたり、親御さん自身が子どもの頃に鼓膜切開をして嫌な思いをした方には朗報だと思っています。
記事を読むと、医学の進歩に伴い薬が良くなり、それで鼓膜切開が減っているとしています。私の印象だと、扁桃腺を取る手術も相当減っているのではないかと思っています。これも抗菌薬が良くなったということもあるでしょうが、この場合はまさに手術であり、手術を失敗してトラブルになると困るという、リスクを避ける方向になっている部分もあると捉えています。
いつも言っているように、食物アレルギーの診療に食物負荷試験は欠かせないとされていますが、これだけ食物アレルギーが社会的に注目されても、負荷試験をやらない医師が多く、その存在を“隠蔽”する医師すらいるのは、自分の目の前で負荷試験をやり、何かあったら医師が全ての責任を負わねばならず、それを避けたいのが本音だろうと思っています。
確か、出産時のトラブルで医師が罪を問われたことがあり、それが産科医減少の要因にもなってと言われており、そりゃ誰だって患者さんとのトラブルは避けたいですが、リスクを避ける医師は増えているように感じています。
私は耳鼻科でないのでよくは分かりませんが、鼓膜切開も耳が痛い時にそういう処置をすると痛みが引くと言われており、必要時には不可欠な処置だと認識していますが、そういう痛かったり、怖かったりする処置はしないに越したことがありません。
中耳炎を繰り返すお子さんが、毎回のように鼓膜切開を繰り返されていれば、“他に手がある”のではないかと考える参考になるニュースと思われます。ただし、もちろん鼓膜切開がベストの選択で、たまたま処置が繰り返されているというケースもあるものと思っています。
私は、自分が時代遅れの医療をやっていないか心配する方ですが、製薬会社が新しい薬を売り込みにくると、話は聞くようにしています。新しい薬はなるべく使うようにしており、印象が良ければ更に使うようにしています。効かない薬を繰り返し使うのは“詐欺”行為だと思っており、“詐欺”と言われないようにするには、それなりの努力は必要でしょう。
使い慣れた薬を使い続けることも大切でしょうが、新しい薬に注目し、その効果を確かめることはもっと大切だと思っています。何故なら、新しい薬は旧い薬をターゲットに開発され、そのデメリットを減らすべく作られているからです。
実際に、今回のように中耳炎に使われるような抗菌薬もそうですし、新しい抗アレルギー薬を使ってみて、明らかに効果があると感じています。これもいわゆる「企業努力」と思っており、時代に着いていく努力は医師には不可欠であろうと思いますし、それは患者さんもかかりつけ医に期待されていることだろうと思っています。


