昨日の夜、ネットニュースを見ていて、茨城県内の高速道路で車が横転し、医師夫婦が死亡したと出ていました。
同業者なので、読んでみて驚きました。小児アレルギーの有名な先生だったからです。一昨年だったか、日本難治喘息・アレルギー疾患学会の会長もされるくらいの人物で、茨城県のリーダー格の先生でした。
やるべき仕事はいつくもあったでしょうし、本当にお気の毒で、私も事故には気をつけつけないといけないと思いました。ご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、以前ある患者会の方から、小学校に上がっても、あれこもれも除去され続けているのは、医師が良くないようなことを言われたことがあります。
確かに負荷試験という技術を持っていれば、6、7歳になるまでに負荷試験を行い、本当に食べられないものだけ除去できるようになっていなければならないのだろうと思います。
「自分はどうだろう?」という目で見てみると、そういう患者さんがいない訳ではありません。特にこの春から学校生活管理指導票の記載が求められ、何を除去しているかを聞いてみると、あれもこれもと言われることがあり、「えーっ!?」と思うことがあります。
中には負荷試験をやって食べられることを確認しているにもかかわらず、食べさせていないと言われることもあり、患者さんなりの不安があるのでしょうが、正直ガッカリすることもあります。
ある親御さんに同様の質問をして、「ソバは与えてない」とおっしゃいました。以前のアレルギー検査ではソバはクラス0にもかかわらずです。聞くと「怖くて食べさせられない」という返事が返ってきました。
以前も触れたかどうかですが、ソバの負荷試験をした際に、クラス0だったので正直何も起きないと思っていたのですが、じんましんと咳き込みがみられたことがあります。私の中でも、ソバはクラス0でも要注意という認識がありました。
私は、負荷試験はクラスが0や1だから家で食べさせていいとは思っていません。数値が低くても、怖くて食べさせられないのなら,医院で負荷試験をすべきだと思っています。この患者さんも私の把握不足だったため、ソバで負荷試験をやろうということになりました。
先日、負荷試験を行ったのですが、何の問題もなく完食できました。めでたし、めでたしという感じです。
親御さんに聞いてみると、ソバやピーナッツ、エビなどは怖い食べ物だとおっしゃいます。確かに治りづらく、アナフィラキシーを起こしやすい食材ではあります。
でも、食べて何も起きなければ除去する必要はない訳で、きっと私の認識不足で除去し続けているケースはまだまだあるのだとうと思います。食物アレルギーの診断書を書く際に発見しやすいため、今後はその辺にも注意しながら当たっていこうと思っています。


