小児科 すこやかアレルギークリニック

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視覚化
2015年04月28日 更新

先週末、近所のホームセンターで金魚市がありました。

日曜に行って、何匹かの金魚を買ってきました。画像の赤いのが土佐錦と言って、買ってきたうちの1匹です。

裏側の乱雑なコードはご愛嬌として、何か違和感を覚えませんか?。熱帯魚であるエンゼルフィッシュと一緒に泳いでいます。でもこれは異常でも何でもありません。いずれも淡水魚で、水温を26度に設定しています。金魚は冷たい水から30℃程度の水まで棲めるのです。

あと注目して欲しいのが、土佐金の下の細長い楊枝のような魚です。名前は忘れました(汗)。熱帯魚の一種なのですが、可愛くてお気に入りの魚の一つです。

さて、昨日も外来は混雑しました。午後だけで100人ほどの受診があり、身も心もクタクタです。2週間後に迫ったドクター向けの講演の準備は気になっているものの、疲れ過ぎるとなかなか準備が進みません。

外来でできる食物負荷試験の話が中心なのですが、ほとんどのアレルギー疾患は開業医でも対応できるという話をしたいと思っています。

多くの小児科で行われていない「呼吸機能検査」についても触れたいと思っています。

先日、10代のお子さんが来られ、この検査を行いました。胸に貯めた空気を一気に機器につながれたパイプに吐き出す検査で、上に凸の山のようなカーブが描かれます。

ぜんそくがあり、気管支がダメージを受けていると、下に凸のカーブが描かれるようになります。この患者さんの場合、その通りでした。

ここでテクニックがあります。気管支拡張薬の吸入を行い、もう一度検査を行うのです。この吸入をすることで、気管支が広がり、カーブが上に凸のものに変化することがあります。より正常のカーブに近づくということです。

気管支が狭ければ苦しくなりやすいし、狭くなければ日常生活を無事に過ごすことができます。この患者さんの場合、気管支拡張薬を吸うことで、明らかな変化があった訳です。

この患者さんには、アドエアという気管支拡張薬を配合した吸入ステロイド薬を処方しました。別の患者さんですが、昨日その薬を処方したばかりの患者さんが受診され、「症状が出なくなりました。全然違いますね。」とおっしゃっていました。

「気管支」は目に見えませんから、それを視覚化する検査と言えるでしょう。10代くらいになると部活や友達付き合いで忙しくなり、あと我慢すれば呼吸苦なども治まるため、継続治療が困難になりやすいと思います。

視覚化することで、治療のモチベーションをあげることができるのでは?と思っています。これって、慢性の病気を取り扱う場合、重要なことではないでしょうか?。糖尿病の時のヘモグロビンA1cと似たような感じだと思っています。

こんな話も是非講演に組み入れたいと思っています。持ち時間は1時間ほどなのですが、大丈夫かな…(汗)。