小児科 すこやかアレルギークリニック

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600キロの価値
2015年04月30日 更新

今日も家の玄関にある水槽の画像を。

ネオンテトラとスケスケのお魚はいかにも熱帯魚という感じですが、丸っこい魚はピンポンパールという金魚です。近所の熱帯魚屋さんで金魚も売っており、あまりにも小さく、可愛いので買ってきました。体長は、メダカサイズです。

最近、物覚えが悪く、このスケスケの魚の名前も覚えずに買ってきました(汗)。ちなみに、先回の爪楊枝のように細い魚は、グリーンパイプフィッシュと言うそうです。

さて、先月150キロ離れた街から患者さんが受診されました。6歳だったと思うので、小学校1年生ですね。

知人のススメで来て下さったのだと思います。恐るべき“口コミ”ですね(笑)。遠路遥々申し訳ないなと思いつつ、患者さんは必要があって受診されているので、粛々と自分の仕事をするだけです。

話を伺うと、ピーナッツとカニの除去を続けており、食べられるのかどうか知りたいということでした。先日の話じゃないですが、ピーナッツはアレルギー検査は陰性でもなかなか食べさせられないんですね。

カニはクラス2でも、私の中ではかなり食べられる可能性が高いと感じています。でも、一般の方には“高くそびえる壁”のように見えていたのでしょう。ちなみに、エビは食べていました。エビとカニは種類として近いということはあるのですが、エビが食べられるから無条件でカニが食べられる訳でもありません。

ピーナッツはクラス0でしたが、食べさせるのが怖いそうですので、それも負荷試験の適応になると考えています。かなり遠い方に負荷試験を薦めるのは申し訳ないと思いつつ、何か起きれば私が責任を負うことになりますので、その点は気が楽になるのでは?と思っています。

片道150キロ。往復で300キロということになります。確かにガソリンも時間もかかることでしょう。考えようによっては、ピーナッツの陰に怯えながら今後も食生活を送っていくとなると、300キロ分は安いと言えるのかなと思っています。

この月曜にもカニの負荷試験に来られ、何の問題もなく食べられることを確認しています。つまり、懸案だったピーナッツもカニも除去の必要がないことが分かりました。

食物アレルギーは、積年の恨みじゃないですが、尾を引くものだと思っています。もしかしたら、一生付きまとうものかもしれません。思い切って専門医のもとを尋ね、クリアーすれば、他の子と全く同じメニューを楽しめることになります。付きまとう恐怖心から解放されてしまう訳です。

2回の負荷試験で当院に来られるのに、600キロを要したことになりますが、これを安いと考える方に増えて欲しいと思っています。