小児科 すこやかアレルギークリニック

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衝撃的
2015年05月12日 更新

普段からこの場でアレルギーに関する情報を提供しているつもりです。

昨日触れたビワでアナフィラキシーを起こす子はそんなにいないと思います。そういうことも起こり得るということを知識として持っていると、いざ周囲にそういうお子さんがいると「ビワでは?」と疑うことができます。

最近は市外からもアトピー性皮膚炎の患者さんの受診が多いですが、そのほとんどが“乳児湿疹”と過小に診断され、過小に治療され全然改善していないという燦々たる状況です。

もちろん、キチンと治療されているお子さんもいると信じたいですし、そういう患者さんが当院まで来られないので把握できないのだろうとは思います。ただ、少なくとも様々な地域から遠路遥々当院まで受診される患者さんは、適切な治療さえされず、医師が自分の手に負えないことを知っているはずなのに専門医に紹介もされず、“裏切られて”当院まで救いを求めていらっしゃいます。

こういうネガティブな情報も伝えなければ、新潟県全体のレベルアップにはつながらないと思っています。こういう内容は患者さんにとっても衝撃的なのだろうと思っています。

先日、別の意味で衝撃的な話を聞きました。

当院で診ている患者さんを診察している時のこと。みぞおちにうっすら傷があることに気付きました。普段から聴診しているのに、恥ずかしながら見落としていたようです。

それは手術跡のような感じでした。ケガで何針か縫うケースもあるでしょうが、場所がみぞおちです。母に聞いてみたところ、とてもこわーい話でした。

当院でも気管支拡張の貼り薬はよく使います。ホクナリンテープやそのジェネリックが全国津々浦々で使用されていると思います。

2歳前のお子さんがホクナリンテープのジェネリック版の裏のセロハン部分を誤飲してしまったのだそうです。そこそこ大きいものですから、胃の手前の食道のところに引っかかったそうです。それなりの弾力があるので、食道の内側を傷つけて化膿してしまったそうです。

食道の隣には気管支があります。食道が腫れることで、気管支を圧迫し、呼吸困難を起こすようになってしまったというのです。正直、初耳の状況で、私が主治医でも原因は追求できる自信はありません。

優秀な先生が胸のCTを撮って下さり、そこから原因が追及されたそうです。結局は手術が必要ということになり、大病院で内視鏡による手術が行われ、回復していったということです。ですから、みぞおちのところに内視鏡を通した穴の傷ができたという訳です。

普段から食物アレルギーの患者さんに誤食の注意を指導していますが、医師の処方している薬の一部分が患者さんを危険な目に遭わせていたと思うと、怖くなってしまいました。

つい私が処方したものかと思いましたが、当院にかかり始める前のことだったそうです。正直、ちょっとホッとしつつも、連日のようにテープの処方はしていますので、やはり心配です。

小さいお子さんはいろんなものに興味を持ち、口にして確かめますので、こんなことも起こり得るんだという知識を持ち、誤飲には気をつけて頂きたいと思っています。