昨日は、水曜でした。
水曜午後は園や学校に出向き、エピペンの使い方などのお話をすることに当てていましたが、今回は同業者に向けた話をする日でした。
最初は観光気分?で写真を撮ったりしていましたが、徐々に緊張してきました(汗)。キチンと勉強している先生に突っ込まれたら、困るような質問も出るかもしれません。
それにしても普通はご高名な先生が話すような場所に、私のような田舎の開業医が出てくるなんて場違いとも思ったのですが、引き受けた理由は負荷試験を全国に広めたいと思うようになったからです。
14年前、恩師の負荷試験を初めて見た時は、度肝を抜かれました。それ以内、この技術を新潟に広めたいと思っていました。ただ、開業して数名ですが県外から受診の患者さんもいらっしゃいます。
意外と多いのが、県外に住んでいて、ご実家が上越にあり、実家の人に勧められて当院を受診し、負荷試験が受けられることを知り、実家に帰ってきた時に合わせて当院で負荷試験を受けられる方は何人もいらっしゃいます。
ということは、地元ではなかなか負荷試験を受けられないことを意味し、新潟県はまだまだ食物アレルギーの後進県に当たると思っていますが、それ以上に恵まれていない都道府県もあるということでしょう。
やはり新潟県だけの問題に留まらず、全国的な問題なのだろうと思っています。全国的に特に開業の先生が頑張って負荷試験を行って下されば、今よりもずっと患者さんに優しい環境になっていきます。
アナフィラキシーのリスクが怖いなど、なかなか踏み切れない医師もいるのでしょうが、卵アレルギーならいきなり卵焼きで一か八かの負荷試験をやるよりは、卵を少なく含む加工品でまず負荷試験をやり、当たりをつけてあげることは医師にも患者さんにも優しいということだと思っています。
どういうことかと言えば、少なく含む加工品を食べられない人は、卵焼きの負荷試験から外れる訳ですから、ふるいにかけられることになるという意味です。重症者がいきなり卵焼きで負荷試験をやり、場合によってはアナフィラキシーを起こさずに済むことだと思っています。
逆に、難なくクリアーした患者さんが次の段階にステップアップし、食べ進めることになる訳です。医師にとってアナフィラキシーのリスクは回避したく、より安全に負荷試験が実施できれば、やってもいいかなと思って下さると思っています。
昨日は当院のこれまでのデータをすべて提示し、安全だろうと考えている当院の方法をお話しさせて頂きました。
1時間しゃべりまくりましたが、やはり質問の時間は緊張します。私を招いて下さった小児科の先生は「質問がないと思うから」と事前に質問を頂いていましたが、矢継ぎ早に5人の先生から質問が出ました。
学問的と言うよりは、やってみたらこういう結果でしたという話になるので、あまりツッコミどころはなかったのかもしれません(笑)。あとで聞いたら、こんなに質問が相次ぐことは滅多にないそうで、医師にとっても興味のある分野で、何とかしたいと思っている先生方も少なくないということが分かりました。新潟でもこういう機会があればと思っているのですが、予定はありません(涙)。
ただ、こういうことを地道にやっていれば、口コミでまたこういう機会を頂けるかもしれません。帰る頃にはホッとしたこともあり、疲労困憊でした。
コツコツとやっていこうと思っています。



