週末の学会発表の準備がなかなか進みません(汗)。
あらかたスライドは作ったのですが、直前にならないとエンジンがかからない悪いクセは健在です(笑)。直前って、発表は明日なのに…。ちなみに、来週末は全国学会がありますが、そのスライドも手がついていません。まあ、あと一週間もありますから。
診療だけは一生懸命やっています。私にも子どもがいますから、親御さんの気持ちになって診療しているつもりです。
昨日、発熱が4日目の患者さんが来られました。その前日、要は発熱3日目の状態で他院を受診されたそうです。アデノウィルスを疑い、検査したら陰性だったそうです。その旨を伝えた際に、「アデノウィルスが陰性だから、風邪でしょう」と言われたそうです。
いろんな言い方をする医師がいるものだなあと感じました。アデノウィルスを調べて、原因が特定できれば良かったのですが、できませんでした。熱が出る病気は他にもあり、「だから、風邪」っていうのはいささか乱暴だなと感じました。
熱が続けば続くほど、“風邪”から遠ざかると思っています。一般常識から考えて、風邪は1日、2日で熱が下がることが多いでしょうから、それが3日、4日と続けば、別の病気の可能性が高まると思っています。
本当に風邪かと思った場合、採血をさせてもらっています。以前も触れましたが、CRPという炎症反応を調べる必要があると考えました。数値が高過ぎれば、病気の勢いが極めて強くて、外来治療が難しいと考え、入院加療が必要と判断することさえあります。
結果は0.7くらいで、決して高くないことが分かりました。「何らかのウィルス感染症」だろうと考えました。平たく言うと、結果論ですが、それこそ風邪の可能性が強まったと言ってもいいと思います。
採血は、子どものが嫌がる行為ですが、熱が続く場合は行うべき検査だと思っています。熱が続けばCRPを調べ、値が“低いこと”を確認した方が、親御さんも客観的な指標を知ることができると思っています。
それさえ分かっていれば、熱が何日か続いて心配な状況でも、いわゆる風邪なんだから、待つしかないんだと理解できると思っています。
先日、別の意味で採血を行い、親御さんが手放しで喜んでくれた件にも触れたいと思います。
モニター画面をデジカメで撮ったので、映像が見づらいですが、「TARC」というアトピー性皮膚炎の病状の指標となるものを検査しています。
初診時の今年の2月には23196と極めて高い数値を示しています。アトピーの状態がとても悪いことを意味しています。その後、当院に通い、真面目に治療を続け、皮膚症状もだいぶ落ち着いてきました。先日、アレルギー検査のついでに再検査してみると、3か月で10分の1の2350まで低下しています。
親御さんには23000という値は極めて高いことをお知らせしているので、ここまで下がってくれると、これまで頑張ってきたことが正しいという実感が持て、治療のモチベーションが上がると思っています。
採血というと嫌う子どもがほとんどですが、親御さんにとってプラスになる採血はそれなりに行っていこうと考えています。



