小児科 すこやかアレルギークリニック

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張り合い
2015年06月29日 更新

その前の週に学会参加で休んだせいでしょうか、土曜は相当混雑していました。

診療が終わる頃には、ヘロヘロの状態でした。学会で日頃の研究成果を発表していますが、休んでは診療にしわ寄せが出てきて、ちょっと大変です。ただ、裏を返すと、当院を頼って下さっている患者さんが少なくないということでもあり、学会と診療の両立をはかっていかねばならないと思っています。

ある情報によると、当院は開業医の中で、エピペンの処方数は全国トップクラスなのだそうです。

多くの食物アレルギーの患者さんを診ていて、多くのエピペンを処方している専門医の先生もいるし、中には、節操もなく食物アレルギーと聞いたらエピペンを処方するような専門でない医師もいるでしょう。当院はアナフィラキシー既往者や負荷試験で重めに症状が出た患者さんに処方しているため、そんなに多いという実感はありませんでした。そんな話を聞いて、正直ビックリです。

「エピペンが必要でしょうか?」、そんなことも聞かれることがありますが、「必要ないでしょう」と言うことも多く、自分の中で、厳選して処方しているつもりでした。そんな状況でも、食物アレルギーで診ている患者さんがかなり多いため、そういう結果につながっているのだろうと考えています。

そう考えると、ちょっぴり自分のやっていることに自信が出てきました(笑)。エピペンを片っ端から処方すれば、全国最多なんてなれるのかもしれません。でも、1位になるために診療している訳ではないため、無意識に、真面目に診療している結果がそうであれば、ちょっと誇れることなのかなと思っています。

となると、私はエピペンを処方している患者さんの通う園や学校にエピペンの取り扱いについて説明に行っています。一部実施できてないところもあるのかもしれませんが、ほとんどは行っています。となると、これについても全国トップレベルなのか?ということになります。

いや、これについては以前から“全国最多”かもしれないという自信はありました。日本の第一人者も含め、あまりこういう活動をしているという話は聞いたことがないからです。どうでもいいことかもしれませんが、自分がやっていることが、ふと全国トップレベルのことだと思うと、より頑張ろうという気持ちになります。ちなみに、4年前から手掛け、のべ100施設ほどは回っています。

開業医で、食物依存性運動誘発アナフィラキシーの運動負荷や薬剤アレルギーの薬剤負荷をやっている医師は相当少ないでしょう。近隣にやってくれるところがあれば、紹介するのですが、あまりそうではなさそうなため、ちょっと背伸びをしてやらざるを得ないというのが正直なところです。

負荷試験も実施施設が増えてきました。それは開業医であってもです。当院は開院した7年前からやっていますので、いまよりはずっと少ない状況でした。今は年間数百件実施しています。これも数を競うつもりはないですが、もっと多くやっている開業医はいるだろうと思っています。ただ、1日に100人以上の診療をした上でという条件を付けると、全国でもかなり珍しい存在になるのかもしれません。

私がそう考えているだけですが、いつの間にか全国でもかなりとんがったアレルギー診療をやっている開業医という存在になっているのかもしれません。それはそれで、張り合いになります。

食物アレルギーの診療は日本が世界一だと聞いたことがあります。当院のやっていることが全国でも目立った存在だとすると、ちょっと悪ノリすると、世界でもそれなりのことをやっている開業医と言えるもかもしれません。

あくまで開業医という縛りの中ですので、井の中の蛙にならないようにしないといけませんが、このままの路線で頑張っていけばいいことが確認できたことは収穫だと思っています。