小児科 すこやかアレルギークリニック

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モチベーションを保つ
2015年07月15日 更新

当院は、湿疹の赤ちゃんが多く受診されます。

大抵は他の小児科、皮膚科に通っても改善しないということで、当院に移ってこられます。いつも言っているように、他のドクターが紹介してくることはまずありません。

自分のできないことはできる医師に相談するのが鉄則だと思っているのですが、まあモラルというか、この地の医療は様々な問題を抱えています。

最近、盛んに「経皮感作」が注目されており、皮膚をキレイにする必要性が重要視されていますが、残念ながらひと握りに専門医がそういっているだけで、普通の小児科医、皮膚科医の間では“無風状態”のようです。

医者なんだから向上心を持つことは当たり前のことだと思うのですが、あまりそう感じることもないですね~。かえって、「日々の診療を無難にこなしたい」とか「長年やってきたやり方で乗り越えたい」なんて思っているのかなと感じることも多いです。

そういう環境下にどっぷりつかっていると、ともすると自分を見失ってしまいそうになります。今週末は学会が2つありますが、参加することで新しいことを学び、自分のモチベーションを維持したいという気持ちでいっぱいです。

外に目を向ければ、努力している先生は大勢います。お陰さまで開院して8年近くになりますが、この8年で私のやっていることの基本は変わりませんが、それなりに理論も勉強し、スキルアップしているのだろうと思っています。特にアトピー性皮膚炎などは近年の経皮感作という考え方の出現で、速やかに改善させることが重要になってきています。

周囲をみると、この8年間全く変わらない“伝統のやり方”を堅持しているところも多いようです。こう言うと良さそうに聞こえるかもしれませんが、医療としては有り得ないと思っています。

アトピー性皮膚炎の治療にステロイド軟膏の使用は欠かせませんが、ガイドラインから離れた治療をしているドクターが多いようです。ガイドラインの方法からすると、効かないような弱い薬を、効かないように使用しているようにしか見えません。

ステロイド軟膏の使い方は、言い方は好きではありませんが、「割り切って使う」というのがポイントだと思っています。皮膚に炎症があり、炎症を抑え込まないと前に進めないのですが、おかしな使い方をすると、炎症を抑えることなく、ダラダラと使用して、「なかなか改善しないねー」なんてことになっているようです。

時にガンガン使うってことも必要なのですが、「副作用が出て訴えられたら困る」なんて感じで、守るべきは患者さんなのに、保身を考えているかのような使い方をしている医師もかなり多いように感じています。

最近は湿疹がよくならないと、当院にすぐに鞍替えして下さる患者さんは確実に増えています。自分のやっていることが、地域の患者さんの支えに少しはなっているというプライドは持ってもいいのかなと思っています。刺激に少ない中で、モチベーションが保ちづらいですが、頑張らないといけないと感じています。