小児科 すこやかアレルギークリニック

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早期に
2015年07月21日 更新

巷では3連休のようでした。

その間、私は学会をハシゴしていました。土曜は仕事を昼過ぎまでやって、それから東京経由で鹿児島に飛び、日本小児皮膚科学会に行き、また東京に戻り、海の日の祭日は日本小児アレルギー学会のイベントに参加してきました。

特に東京なんて気温が35℃くらいで、しかも背広を着ていったため、汗まみれで大変でした(大汗)。←それこそって感じ(笑)

小児アレルギーのイベントの方は、参加が小児科医とは限らず、講演自体も平易な言葉を使い、分かりやすいものでした。最新情報という訳ではなく、知識の確認ができました。

私も日頃の診療でぜんそくのお子さんも大勢診ていますが、確かに以前に比べるとぜんそくは重い発作を起こして入退院を繰り返す患者さんは減りました。

外来点滴をやっている小児科医は少なくないようですが、当院ではほぼゼロです。それくらい、ぜんそくの治療や管理は楽になってきており、以前はぜんそくは夜間発作を起こした際にいつでも受診できるように「病院」で診るべきでしたが、最近は「開業医」でも対応できそうです。

昔は、痰での窒息死といった「ぜんそく死」が年間何十人もいったのですが、最近はかなりゼロに近い状態にきていると言われます。ガイドラインの果たした役割も小さくないのですが、ぜんそくは軽症化したものの、ぜんそく患者の数は減っておらず、まだまざ我々医師とぜんそくの戦いは終わってはいないという話が出ていました。

確かに重症は減ったが、軽症は大勢いますし、日頃から訴えていますが、軽症ゆえに小児科医は“風邪”や“気管支炎”と区別がつかず、延々と“風邪薬”を処方し、医師のみ利益が上がり、患者さんは困り果てているというケースを嫌というほどみています。

今回の小児皮膚科学会では、アトピー性皮膚炎が悪くなると経皮感作で食物アレルギーも悪くなるし、ダニも陽性になってくるので、早めに治療した方がいいという話が出ていました。私もそのように対応しているつもりです。

実際に治療してみると、早期のアトピーは歴史が浅いため、結構治りやすいと感じています。これはぜんそくにも同じようなことが言えるのかもしれません。つまり、当院にはあまり重い患者さんがおらず、点滴治療も必要ないことに関係しているのかもしれません。

アレルギーのキーワードは、多くの病気に共通することですが、「早期発見、早期治療」ということが明らかになってきたのだろうと思っています。