小児科 すこやかアレルギークリニック

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2015年08月08日 更新

明日、水槽の引っ越しです。

幅が90センチや120センチある水槽を単体で運ぶだけでも大変ですが、中には50センチオーバーのアロワナやピラルクがいます。どうやって運ぼうか考え中です。

いま、2週間後に迫った耳鼻科の先生への講演会の準備をしています。水槽の引っ越しなんてやっている暇はないのです(汗)。

スライドは少しずつ作成していますが、まだまだです。昨日も触れたようにいただいたお題のキーワードは「アレルギーマーチ」と「経皮感作」なのですが、アレルギーマーチは以前から分かっている現象で、経皮感作は数年前に打ち出された新しい概念です。

私の場合、アトピー性皮膚炎の患者さんを大勢診ていますが、アレルギー検査をやると、多くが卵やミルクが陽性になります。それが経皮感作によるものなのですが、元を正せば、フィラグリン遺伝子異常がきっかけになっているようです。

私の理解の足りていないところもあるかもしれませんが、保湿成分を作り出す遺伝子が異常なため、しっとりするはずの皮膚がそうはなっておらず、皮膚からの外敵の影響を受けやすいようなのです。免疫システムが、皮膚から入った外敵をアレルゲンと認識するようにできているということが解明されてきています。

ただし、どのアトピー性皮膚炎の患者さんもフィラグリン遺伝子異常があるかといえば、そうでもありません。欧米では多いのですが、日本は30%弱だったと記憶しています。となると、フィラグリン遺伝子異常だけでは説明がつかない部分もある訳です。

どこまでが分かっていて、どこまでが分かっていないかを私自身が理解しておらず、もしかしたら世界の一線で研究している研究者たちも、分からない部分が多い分野なのかもしれません。もちろん、認識のレベルが大幅に異なりますが…。

ただ、私ももう少し勉強しないと、他の先生方に説明するだけの話ができないかなと思っています。私の話の本筋はアレルギーマーチであり、日頃の診療の中でアレルギーマーチを基本としている訳ですが、もちろんそこに時間を割くつもりです。そこに至るまでの導入部分のフィラグリン遺伝子異常のことを説明しないと、スムーズに前に進めない気がして、多分1枚であろうスライドをちゃんとしたものにしたいと思います。

そういう点では、同業者の場合、変な言い方、ごまかしが効かない訳で、もう少しいろんな資料をあたりたいと思っています。