小児科 すこやかアレルギークリニック

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楽しい時
2015年08月24日 更新

金曜に帰国し、土曜に久々の診療と、その後新潟市に出向いて、耳鼻科の先生方への講演と結構ハードスケジュールでした。

当院は、学会によく参加しているので休診が多く、更に夏期休暇も長めなので、かかりつけの患者さん達に申し訳ないと思っています。小心者の私は、休み明けは患者さんが激減しているのではないかと不安になったりします(汗)。

そんな心配をよそに、土曜は100名以上の受診があり、午前中からヘロヘロでした(涙)。時差ボケも手伝ってか、エンジンがかからず、診療が終わってから家に戻り、スライドを1、2枚作り、一応完成させました。

その後、車で新潟市に向かいます。120キロ離れていますが、気が張っているため、そんなに苦痛ではありません。開始の16時前に会場に到着しています。

今回の講演会は2本立てで、まず内科の先生がお話をされました。私も聞いていましたが、分野が違うとこうも違うのか、私の遭遇しない病気の話だったため、難しかったでした。でも格調の高い、キレッキレのお話でした。

私の番になりましたが、いきなり日常臨床の場に引き戻されたような、アットホームな話になったと思います(汗)。

何度かこの場でお話していますが、私に与えられたテーマは「経皮感作」と「アレルギーマーチ」。現在、解明されているところでは、皮膚から始まり、アレルギーマーチを提唱された馬場実先生のおっしゃる通り、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎と病気が展開していきます。

今では、アレルギー発症のリスクの高い赤ちゃん達に保湿剤を継続塗布することで、アトピー性皮膚炎の発症をも抑制できるというところまで話が進んでいますが、すべての患者さんを予防するまでには至らず、やはり病気の鉄則である、早期診断早期治療を心掛けたいという話をするつもりでした。

当院は、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーに力を入れていますし、専門でなくとも重症なら医師なら診断できます。ところが、軽症や発症まもない病態がきちんと診断されておらず、後手後手になっている印象があります。特にぜんそくは耳鼻科の先生も診ているはずで、その辺にメスを入れる話をさせて頂きました。

耳鼻科の先生はなかなか診ることもない、アトピー性皮膚炎は、皮膚から始まるわけですから避けることもできず、その辺もお話しました。その後は、食物アレルギーを経て、ぜんそく、アレルギー性鼻炎と続いていきます。

私自身、耳鼻咽喉科という名前が示すように耳、鼻、咽頭、喉頭がご専門なので、気管支は喉頭より下ですので、気管支ぜんそくは耳鼻科の先生は診ないものと思っていたのですが、医師によって違うようで、結構、力を入れている先生もいらっしゃるようです。

ゼーゼー言うまではぜんそくと気づかず、小児科でなく耳鼻科に行っていることもあるでしょう。というか、小児科でも“風邪”、“風邪”と言っているので、私は耳鼻科の先生に講演を依頼されたため、耳鼻科の先生には自身を持ってこの病態に対処して欲しいと思いました。私の話を聞いた耳鼻科の先生が、小児科に通っても良くならない長引く咳を確実に対応して欲しいと考えたのです。

ぜんそくを見逃され、咳が長引いて困り果てたお子さんをもう何千人と診ています。医師が企業努力をしていないのが理由だと思いますが、小児科医でなく、耳鼻科の先生に私のやっている咳の対処法を惜しみなく伝授しようと思いました。困り果てお子さんを救ってくれるのは、小児科医でなくとも耳鼻科医でも私にとっては構わないのです。

食物アレルギーも最も力を入れているので、耳鼻科医に知っておいて欲しい知識も話しました。花粉症がらみで口腔アレルギー症候群はご覧になるでしょうから、血液検査は当てにできず、皮膚テストが有効で、是非とも実践して欲しいと思っています。

あとは、耳鼻科の先生のよく使うレフトーゼやアクディームという薬は卵が含まれており、気をつけて欲しいとか、最近は乳幼児に古いタイプの抗ヒスタミン薬は使わない方向になっているという話をしました。

日頃診療していると、推奨されていない薬が使われていたりしていますが、講演後に話した耳鼻科の先生はキチンと対応されているようです。結局、こういう勉強会に参加するような真面目な先生は、知識も的確ということなのでしょう。つまり、企業努力をされている訳です。

結局、与えられた1時間をオーバーしてしまいました(汗)。でも、ベッタベタの臨床的な話でしたが、時差ボケ、診療の疲労なども吹き飛ばし、それだけの時間を話し切ることができました。

その後、一部の先生と会食がありました。真面目な先生と医学について話し合うのは楽しいものです。久しぶりに充実した、楽しい時間が過ごせました。

家に帰ったのは夜中になりました。大役を終えてベットに入ったら、起きたら日曜の昼でした。チャンチャン(大汗)。