小児科 すこやかアレルギークリニック

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「頑張ろうよ」
2015年09月05日 更新

ずっと講演や学会発表で休む間もなく、さらに診療も結構忙しく、「ちょっと疲れが溜まっているな」と感じていました。

今日も、若干早めに診療を切り上げて、急いで上越妙高駅に向かわないといけません。福島市で北日本小児科学会に参加するためです。

この学会は北海道、東北に新潟を加えた地域の小児科医が集まる学会です。これまでこの学会にはあまり参加してきませんでしたが、当院の加工品を使った負荷試験を広めたいと思った時点でエントリー可能な学会にはあれこれと応募し、それで久々に参加することになったのです。

3日前の新潟市での研究会もそうですし、さほど多くはないでしょうが、開業医でも食物負荷試験をやってみたいと思っているドクターはいて、そういうドクターはどのようにやればいいか分からない訳です。そういう人に対し、当院のやり方はヒントになると思っており、参加した聴衆に知っていただきたいと思っています。

いろいろエントリーし、今年は何度も学会発表を行っていますが、あとは11月の小児アレルギー学会を残すのみとなりました。来年も可能な限り、エントリーし、開業医でもできる負荷試験の認知度を広めていきたいと思っています。

あまりこういうことをやっている開業医は少なく、開業医でも主義主張のある活動は可能だということを示したいと思っています。

今回の学会は40件以上エントリーされていますが、何と開業医は当院のみです。ほとんどが大学病院で、他は総合病院のみとなっています。

何か開業医というと、病院勤務に疲れた医師が開業するというイメージがあり、それまでは学会に参加したり、発表さえもやっていたのに、「自分の城」を持った途端、ほとんど発表はおろか、参加もしなくなることが少なくないように思います。“守りに入る”というイメージです。

確かに病院ほどのネームバリューもなく、学会に参加してばかりでは、患者が減り、経営が立ち行かなくなることを恐れているかのようです。

私は逆だと思っています。残念ながら、“誤診”を繰り返す医院さんは結構あり、それは医師一人では誰も間違いを指摘してくれるはずもなく、患者さんが他院に逃げても、それを知らないことが多く、どんどん“誤診”の悪循環を繰り返しています。

いつも言っているように、“誤診”をしても診療して薬さえ出せば、フトコロに収入が入るようになっています。場合によっては、間違った方が何度も受診があり、利益が上がることになります。そうなると、正しいことをやろうとする企業努力は必要なくなります。学会に参加して正しい知識を得る必要もなくなってしまいます。

患者さんに迷惑をかけないようにするには、学会に参加し、正しい知識を身につけようとする努力を継続することでしょう。開業医こそが、自分を律する気持ちがより求められるのだろうと思っています。

今回の北日本小児科学会だけでなく、私がよく参加する日本アレルギー学会や小児アレルギー学会などほとんどの学会では、ごくごく一部しか開業医の発表はなく、多くが大学病院や専門病院という状況です。

開業医は、軽症が多いとはいえ、一人で多くの患者さんに対応しなければならなく、結構時間が取られます。よく「忙しくで学会に参加できない」なんて言う医師もいますが、それは言い訳に過ぎないと思っています。学会の参加や発表も、開業医のやり方次第でどうにでもなると思っています。特にアレルギーなんて、様々な切り口から発表のネタを生み出すことは可能だと思います。

今回の学会、開業医は私だけというににも驚きました。同業の開業の方々には「もっと頑張ろうよ」と言いたい気持ちです。