最近、熱帯魚を何度か買っています。
ヤフーオークションで入手することが多いのですが、この方が格安でゲットできたりします。大きい魚になると、多くの酸素を必要とするので、大きな袋に水を張り、酸素を充填して、大きな発泡スチロールの箱に入れての発送となります。水温が下がると魚にダメージがありますから、新聞紙や使い捨てカイロを入れ、保温して送ってもらいます。
熱帯魚のショップもあれば、素人から買うこともありますが、この梱包が様々です。プロで慣れていると、完璧です!。広島や和歌山から1日かけて配達されてきても、元気に届きます。
一方、残念ながら⭐︎になって届くこともありますが、明らかに梱包が見劣りします。袋が小さい、酸素も少なく、水も少ない、水漏れしているなどが原因だと思っています。悪気はないのですが、生き物を確実に梱包して発送するという点で、個人差は大きいことを実感しています。
皆さん、医師に関して全幅の信頼を置いているようですが、日々診療していてアレルギーに関しては、まともな医療に出会ったことが少ないくらいです。熱帯魚の梱包ひとつを取っても個人差があるように、医師の知識や実力も差が大きく、低レベルなことをされていても、信じて疑わないケースもあり、もっと疑うべきです。
先日、運動負荷試験をしてアナフィラキシーショックを起こしてしまった話をしました。この際のやるべきことは毎週水曜に講演でお話ししていることなので、先を読みながら治療をしたため、速やかに改善できました。
当院は、いかに症状なく負荷試験をしようかと考えているため、アナフィラキシー自体もほとんど起きないのですが、初めてくらいの強い症状に、負荷試験って怖いという想いを抱いたのも事実です。
それでもやめようとは思いませんでした。食べられるものを食べるな、なんて言えませんよ。
昨日、ミルクがクラス6の患者さんに加工品を使った負荷試験を行いました。具体的にはじゃがりこを用いました。
じゃがりこは、脱脂粉乳が含まれており、卵も小麦も含まないため、重症な牛乳アレルギーの患者さんに使うことがあります。どれくらいから開始していいか、患者さんによっても異なるのですが、まず1本でも多いのではないかと考え、1/3本から開始しまた。
この患者さんは、N市から転居されてきましたが、前医に負荷試験の話をしたところ、「負荷試験できるレベルじゃない」と言われていました。それを聞いてカチンときました。負荷試験をやったことのない医師がそんなことを言えるのかと思ったのです。
確かに、卵や小麦がクラス6の患者さんよりはリスクが高いことは承知しています。でもクラス6だからじゃがりこが1本も食べれれないことはないだろうと考えました。正直、心配でしたが、1/3本を無事に食べ、2/3本、1本半と増やしていきましたが、美味しそうに食べ進めることができました。
症状が出はじめると、一気にペースが落ちるのですが、それもありません。途中、若干発赤がありましたが、じゃかりこ1パックを完食してしまいました。これは牛乳10ml以上摂れそうだということを意味します。
私もお母さんも、つい目を丸くしてしまいました。完食できるなんて思っていなかったからです。「負荷試験なんてできるレベルじゃない」といった小児科医の鼻を明かした気になりました。
だから、負荷試験はやめられません(笑)。これを突破口に、今度は牛乳自体を用いて負荷試験をやろうと思っています。


