今年もあと1ヶ月半を切りました。月日の経つのは早いもので、全国の小児科でインフルエンザの予防接種が行われている時期になっています。
今年は例年より学会発表を多くしましたが、もう今年が終わりかけているとなると、自分のやりたいことができただろうかと心配になります。いや、あまりできていませんね…。
来週、アレルギーの学会がありますが、参加して最新情報をゲットしてこようと思っています。もはやアレルギーは私の生業みたいになっており、その辺の医者よりは知識も技術も持っているのでしょうが、目標はもっと上にあるため「まだまだ」って感じです。
先週、東京で勉強会がありました。夜尿症の話を聞きましたが、これも立派な慢性疾患と言えるでしょう。講師の先生は、夜尿症はアレルギーに次いで多い慢性疾患であるということを話されていたのが印象的でした。
私が治療して、てきめんに効果があることもありますが、イマイチなこともあり、もっと上手くなりたいと思っています。
今は、午前中の最後の方と、午後3時頃にインフルエンザの予防接種をやっています。今日のような土曜の午後も特別枠を設けて、インフルエンザワクチンの希望者に対応しています。
多くの小児科医が事務的?に、淡々と接種しているのでしょうが、私には心掛けていることがあります。どうしたら泣かせないかということです。特に小さい子は泣いて当たり前、そんなの気にしていられないという医師は多いでしょうが、私は赤ちゃんも含め、なるべく泣かせたなくないのです。
診察室に入る前から号泣しているお子さんは、どうしようもありませんが、針を刺して泣くのは避けたいのです。以前、テレビ番組でやっていた接種部位をつまんで、ちょっと痛くしてから、直後に打つと痛みを感じにくいというのも試しています。最近は、できるだけスムーズに打つことをしています。
話しかけたり、おもちゃに気を引かせたりして注意をそらしつつ、速やかに打つと上手くいくことが多いようです。小学校に上がるくらいから急に泣かなくなるので、気を使うのは乳幼児になりますが、他院と比べている訳ではないですが、泣かない子は少なくないのでは?と思っています。
あと半べそ状態のお子さんに、アンパンマンのプープー鳴るおもちゃや、スイッチを押すとカプセル状の物体からトーマスが出てくるおもちゃを見せると、泣き止むこともあります。泣きかけたお子さんをいかに踏みとどませられるかということにも気を払っています。
ただ、それにビックリして、逆に火に油を注ぐような格好になる場合もあり、注意が必要です(汗)。
当院は、点滴治療は胃腸炎の脱水がひどい子くらいにしかしていませんが、診察室に入るなり「チックんしない?」と繰り返すお子さんを見ると、悲しくなります。やはり、痛みを伴う行為は必要最小限にすべきと思っています。ただ、予防接種は仕方ありません。
ただ、工夫次第で泣かせることを減らし、医院に怯えながら受診する子どもを減らせたらと思い、こういう取り組みをしています。
私は若い頃から突き詰めるタイプではないのですが、痛いだけの予防接種を楽しみつつ、いつしかこういうことも行っており、すべてのお子さんを泣かさずに接種するというのが目標です。こういう取り組みも結構面白いと思っています。


