昨日も、多くの患者さんの診療をし、負荷試験も実施しました。
毎日、新規受診の患者さんも複数いるため、場合によっては20~30分かけることも多く、さらに学会発表も行っており、当院にはそれなりの“存在理由”があるのかなと思っています。
負荷試験は、白黒をつける検査と言えるでしょうが、ジャッジに困るケースも正直、あります。
イカを食べて、しばらく経ったのちに嘔吐を繰り返す患者さんがいました。何年も前に初めて当院を受診された時は「ホントに!?」って思いました。でも、親御さんが言うにはそういうことを繰り返しているのだそうです。
となると、「こりゃ、何かありそうだ」となります。今ではそう疑いませんが、だいぶ前のことなので、「負荷試験で白黒つけるしかない」と思いました。
負荷試験をして、実際に親御さんのおっしゃるような症状が出た時、つまりは嘔吐を繰り返した時に、患者さんに「申\し訳ないことをした」と思いました。親御さんからすれば、「いつものことが起きた」ということになるからです。
皮膚症状も呼吸器症状も出ないため、当院にかかる前の小児科では、胃腸炎と診断されていました。親御さんが何度もそういう経験をされている時に、「たまたま胃腸炎を繰り返している」では、失礼に当たります。
でも、私のやっていることも失礼だったのかな?。ただ、その後も子持ちシシャモや小麦、うずら卵などで同様に食べて数時間して嘔吐のみを繰り返すケースを経験するに至り、私にとって最初の貴重な経験をさせていただいたと思っています。
その患者さんがイカでそうなるため、魚介類を除去されており、他のものを除去する必要があるかということを相談に受診されました。アレルギー検査は陰性のことが多く、やはり負荷試験を行うしかありません。
先日はホタテで行ったのですが、規定量を摂取できました。しばらくしてから嘔吐が見られるので、ちょっと待ちつつ経過をみていると、嘔吐が1回ありました。イカの時は、繰り返し吐いていたので、症状が出たと判断しやすかったのですが、今回は1回吐いただけで、本人は元気に遊んでいます。
申し訳ないですが、「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」と判断せざるを得ませんでした(汗)。少なくともアナフィラキシーなど危険な症状が出ないことが分かったため、家でも食べてもらい、また嘔吐がみられるかで判断するしかないと思っています。
負荷試験をすれば、食べられるかどうかハッキリさせられると思っている方も多いかもしれませんが、判定する側からすると、こんな微妙なケースも時にあり、困ることもあります。
そうそう、スライドが深夜3時にできあがりました(汗)。完成度はまあまあかな。今日は診療が終わったら、急いで新幹線の駅に向かいたいと思っています。昨日は、新幹線発車時刻まで診療していました。今日はそうならないことを祈りたいと思っています。


