今回の学会で、第一会場の皮切りが私だったことを何度かお話ししました。
学会会長が「これから「第52回日本小児アレルギー学会を開催します」と挨拶した後に、いきなり私の番だったので、さすがに緊張しました(汗)。
少し前なら食物アレルギーの話は第4会場のとかで、しかも小さい部屋が用意されていましたが、今は若手もぜんそくなどよりも食物アレルギーに関心があるせいか、大きなホールが用意されるようになりました。
私のセッションでは食物負荷試験に関するものでした。例によって、開業医でも安全性を高めれば、外来で負荷試験は可能であるという話をしてきました。ちなみに私の発表の次はそうそうたる施設が並んでいました。相模原病院、昭和大学、あいち小児、成育医療などです。
開業医の当院だけが浮いていたのかもしれません。それにしても、学会全体を通して、開業医の発表はほとんど見かけませんでした。
確かに開業医は、専門病院よりも多くの患者さんを診なければなりません。当院も土曜を休診にしたせいで、月曜の祭日も合わせ医院は3連休になってしまいました。昨日は外来に患者さんが押し寄せ、午前中で100人ほどの診察をせざるを得ませんでした。医院を休診にすれば、そのしわ寄せが確実に休み明けにきてしまう訳です。別に体を休めていた訳ではないので、ホント体力と気力の勝負って感じでした。
開業医は、とにかく大勢の診療をしなければならないので、当院に限らず、多くの小児科開業医がそんな感じなのだろうと思っています。勤務医とは異なる忙しさがあるため、学会発表をやる医師が少なくなってしまうようです。
もちろん、今回の学会には開業の先生も多く参加されていました。ただ、参加もせず、食物アレルギーの最新情報から取り残されている医師もそれ以上に多いのも事実だろうと思っています。
私のやっていることは、こうやって工夫すすれば食物負荷試験はできますよという提案をしています。だいたい学会に参加するような先生は、すでに手掛けている方も多く、私の伝えるべき相手は学会に参加していなかったりします。そういうところが、課題なんだろうと思っています。
今回の学会も食物アレルギーを取り上げた発表は多かったですが、私のような開業医向けの話は見かけませんでした。私の取り組みは、ほぼ誰もやっていないことをやっている訳で、そういう観点では貴重なのかなと思っています。
今年は、より多くの負荷試験をやりたいと思う先生方に私の話を聞いてもらおうと、学会発表を7、8回行いました。どういう場でこういう話をするのが効率が良いのか、考えて来年の発表につなげたいと思っています。


