小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

ウソ
2015年11月26日 更新

昨日、午前中は診療、午後は市外で講演といつも通りの水曜日でした。

水曜日は、翌日に休みを控えた土曜の半日と違い、そんなに混まないのですが、それでも診療は結構忙しかったりします。そんな中、水イボの治療が2人いました。

「夏じゃないのに?」と思われるかもしれませんが、夏じゃなくても水イボで困っている患者さんはいらっしゃいます。

いつもアレルギーで困っている患者さんの話をしていますが、水イボも感染症ではありますが、ある意味“慢性疾患”なので、悩んでいる患者さんが多いようです。

水イボの対応も医師の言うことが異なり、混乱しやすい病気のひとつでしょう。小児科に行けば、「放っておけば治る」と一言で済まされるし、皮膚科に行けば、処置室に連れて行かれ、力づくでピンセットでむしり取られます。もちろん、痛いので、子どもは大泣き。医者嫌いの原因にもなっているように感じています。

たまに書いていますが、日本の第一人者の講演を聞いてから、痛み止めを使って、取るようにしています。ピンセットで引っ張られる感覚はあるようですが、痛みはほとんど感じないようです。昨日も、忙しい診療の中、二人の処置をしましたが、それぞれ20~30個ありました。

低年齢の子ですと、多分痛みはそうないのでしょうが、押さえられるのが嫌で泣く子もいます。胸に水イボがあると、泣くと呼吸で胸が大きく上下します。そうすると、水イボは取り除きにくくなります。結構、時間がかかります。

本来、時間がかかろうが、手間がかかろうが、適切な医療を施すのがプロとしての医者の役目だと考えているのですが、そうしない医師がいかに多いことか。その裏には、医師の思惑があろうかと思います。

皮膚科も小児科も、要は“薄利多売”です。一人当たりの単価が安いので、大勢診れば収益的に有利です。どこの開業医もとにかくスピーディですよね?。私がおかしいと思うのは、早く診ることが優先され、場合によってはいい加減なことがまかり通っていることです。その一例が、水イボの対処だと思っています。

「かかりつけの小児科医の言う通り、放置したらどんどん増えていって」と当院に駆け込む患者さんは市外からもいるくらいです。確かに長い目で見れば、消失することもありますが、多くはそこにある水イボが感染源となり、本人の皮膚に拡大していくことがほとんどです。多くは、「放っておけば治る」というのはウソに当たります。

医療は、医師の都合でウソをついてはいけません。そういう意味では皮膚科の先生はウソはついていませんが、いたいけな子どもを痛み止めの処置があるにもかかわらず、押さえつけて力ずくでむしり取るなんて、それも方法としてはどうかと思います。これも時間短縮のためかと思われます。

普段の診療の中で、医師の都合によりつかれるウソって意外とあるように思います。これも現実であることを覚えておいて欲しいと思っています。