小児科 すこやかアレルギークリニック

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4時間後には
2016年02月23日 更新

昨日も真面目に診療、負荷試験を行っています。

卵白がクラス4の1歳児をみると、多くの小児科医が「食べてはいけない」と言うのでしょうが、当院は卵クッキーを普通に食べさせています。特に臆することはなくです。

卵を長年除去していると、親子で卵を「敵」と思い込んでしまいますが、この方法だと親御さんも、“卵を敵と認識する”ことはないようで、我ながらいい方法だと思っています。でも、広まらないんだよな…。

全国すべての小児科医がこの方法を取り入れてくれたら、負荷試験を受けられなくて困っている患者さんを相当減らせるはずです。まあ、自分がリスクを負ってでも、食べさせてあげたいと思う小児科医が極めて少ない現状を表しているだけですが…。

昨日、午前中の診療が終わる頃に、あるテレビ局から電話がありました。某市の園で誤食事故があったようです。牛乳アレルギーのお子さんに対し、担当者が除去をしていたのですが、その担当者が仕事を休んだ日に悲劇は起こりました。

別の方がその子を担当したのですが、牛乳アレルギーを見落とし、乳成分を与えてしまったようで、アナフィラキシーを起こしてしまったそうです。これは、ヒヤリハットの事例ではよくある話です。

その辺のコメントを専門家として求められました。当初は電話取材ということだったのですが、結局、急遽でしたが、直接取材に来られました。いきなりだったので、うまくしゃべれていたか…汗。

言いたかったことはこうです。患者さんは3歳の子だったようで、多分体重は15kgはないでしょう。園でアナフィラキシーを起こした場合、エピペンを用意しておきますが、エピペンは体重が15kg以上でないと処方されない薬です。

大きな子であれば、エピペンという武器を持っていることは、強みでしょうが、逆にこういう15キロに満たない患者さんはアナフィラキシー時の武器が持てず、対応が弱くなってしまいます。

小さいと、多くが体重15kgに満たないため、重症と分かっていても、ちゃんとした専門医にかかっていても、エピペンが処方されていない現実があります。

小さいお子さんを預かる保育園、幼稚園では、より一層食物アレルギーの認識を高め、対応していく必要があります。誤食は許されない、ということになります。

そういうことを言いたかったのですが、テレビの視聴者の方々に伝わったでしょうか?。結局午後2時頃取材を受け、6時の県内ニュースで放映されたようです。

4時間後にはブラウン管に出ていたなんて…。てか、ブラウン管はほとんど死語ですね。今回はいきなりだったので、もうちょっと心の準備があれば、もう少し良いことが言えたのかなとちょっと反省しています。