小児科 すこやかアレルギークリニック

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2016年03月05日 更新

最近、急に春めいてきました。もう3週間もしたら新年度が始まります。

ここ数年そうなのですが、4月、5月は講演ラッシュとなります。

新年度なので、その学校に新任の先生が来られます。私がエピペンを処方している患者さんの通う学校では、誰でもいざという時にエピペンを打てるようにしていないといけないので、メンバーの変更が大きいと、エピペンについて周知徹底をしなければなりません。そういうことで依頼が増えるのです。

当院は水曜午後が休診なので、その時間帯に各地の園や学校に出向いて講演をしています。4月の第1水曜日は春休みの最中で、一番人気となっています。今年は、私の診ている重症な患者さんが新一年生になるため、そこの小学校では早くから講演依頼がありました。

こういう心掛けって、とても大切なことだと思っています。もちろん、即答でお引き受けしています。

エピペンの打ち方の指導は、医師じゃなくてもできることです。5分、10分もあれば可能でしょう。

大事なことは、その患者さんの重症度も学校の先生方に知っておいていただくことでしょう。過去に微量の誤食でアナフィラキシーを起こしたとか、少量の負荷試験で強い症状が見られたとか、そういう事実を伝えられるのは、主治医だけです。

例えば、牛乳アレルギーの患者さんに負荷試験をして、1mlと摂れなかったとしたら、いかに重症か、素人にも伝わりやすいと思っています。

そもそも、そういう重症な患者さんを学校の先生に預かっていただいているため、患者さんを守るために、主治医が直接重症度や誤食時の対応を説明に行くのは、当然のことだと思うのですが…。

実は、この小学校は、隣町にあるのですが、その街の別の小学校からも講演依頼が入っていました。6月に入ってですが、日程も決まっています。

その学校同士は結構近い距離にあるため、4月の第1水曜に合同で研修会をやりたいという申し出がありました。距離が近いので、私に気を使ったのでしょう。

せっかくの申し出ですが、私は断ってしまいました。なぜなら、一方の学校に他方の学校の先生が集まるということなのでしょうが、全員集まることはできません。さすがに平日の午後に学校を空けることはできないでしょう。

であれば、1校ずつこちから出向いて、一人でも多くの先生にエピペンを打てる状態になっていて欲しいと思っています。私は効率よりも、丁寧さを求めるタイプだと思っています。

こういう活動って泥臭いですが、もっと広がるべきだと思っています。自分の患者さんにエピペンを処方したのならば、自ら説明に学校に出向くことは常識だと思うからです。残念ながら、こうやっている医師はほとんど聞きません。

私は私の患者さんを守るために、この活動を続けていきたいと思っています。