先月の食物アレルギー研究会の際に、医学雑誌の会社から取材を受けました。
この日私が主張したのは、食物負荷試験は要所を押さえてやれば、工夫次第で開業医でも可能であるという話でした。
開業医が一番避けるべきは、外来で不用意に負荷試験をしてアナフィラキシーを起こしてしまうこと。付きっ切りで治療に専念しなければならず、場合によっては、病院搬送に付き添わなければなりません。その間、医院にいる患者さんすべてが、待っていなければなりません。
逆に、変な言い方、アナフィラキシーを起こすためには、多量のアレルゲンを一気に食べさせてしまうことでしょう。そうしないために、卵や乳を少量含むクッキーなどの加工品を食べさせ、起きても軽い症状で済ませるようにしています。ここがミソです。
あわよくば、症状は起こさずに負荷試験を終了したいと思っており、これはこれで「あり」だと思っています。
一般的に負荷試験は、卵や牛乳そのものを使って進めますので、場合によっては一気にアナフィラキシーが進むことがあります。それで完全除去を継続と指示されることもあり、私は以前からなるべく完全除去はしないという方針でやってきましたので、「そこまでして白黒つけないといけないのか?」と疑問を感じていました。
最近は、症状を起さない程度に食べ続ける重要性が指摘されており、ようやく私の続けてきたことが日の目を見たのかなと思っています。医学雑誌の取材を受けるなんて、光栄な話です。
あと、もう一つ。昨日、日本アレルギー学会から、私の演題応募が受理されたと連絡がありました。開業医に負荷試験をやってもらおうと、ここ数年似たような話をエントリーしていました。
ちなみに、昨年はポスター発表でした。発表は、ポスターよりも口演の方が重要度が高いとされます。風の噂では、口演になりかけたようですが、結局はポスター発表に収まったようでした。ポスター発表じゃ物足りない、正直そう思っていました。
今年は、ポスターではなく、ミニシンポジウムでの発表のようです。私のやっていることの重要性が理解されたようでホッとしています。
日々真面目に診療した上で、活動の場を全国に求め、全国学会で勝負しています。昨年よりも、ちょっとは注目をされているようで、有り難いことです。今やっていることを、自信を持って継続していこうと思っています。


