小児科 すこやかアレルギークリニック

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ホッとできないこと
2016年03月17日 更新

昨日は、誤食のあった某市の幼稚園に行ってきました。

13時から1時間を予定されていて、12時頃に診療を終わらせ、車を飛ばしてようやく間に合いました。

やはり関心の高さを感じさせるもので、多くの保護者の方々にお集まりいただきました。若干体調が悪く、声が出るか心配だったのですが、何とかなりました(汗)。

話は、今回初めて使うスライドもありましたが、皆さん、集中して最後まで聞いていただけました。この講演に対する思いもありましたので、とりあえずホッとしています。

そっちの方はホッとできたのですが、ホッとできないことが…。

日頃、真面目の診療していると、多くの患者さんから頼りにされることが多いです。連日、新たに受診してくださる患者さんがいて、市内ならずも市外からも受診があり、「重症は患者さんが全部私が診る」というつもりでやっていますので、そういう毎日が私の支えになっています。

ただ、この2日でこんなケースがバタバタと続きました。一人は小学校高学年のアトピー性皮膚炎の患者さん。全身が苔癬化といって、象さんの皮膚のようなゴワゴワした状態でした。

明らかに治療不足でしたが、定期的に皮膚科に通っていたそうです。顔も掻きまくり、ジクジクしているにもかかわらず、効かないような軟膏が選択されていて、「これじゃ良くならないだろうな」という感じでした。皮膚科は、皮膚を診るのが仕事で、内臓と違って目で見える状況になります。皮膚を良くしようというプライドさせも感じられない状況でした。

皮膚の状況は、“最低”でしたので、あとは上にあがっていくだけです。この年代で顔もアトピーがひどいと、イジメの原因になるため、何とか速やかに良くしていきたいと考えています。

お次は、他の小児科からミルクアレルギーと診断された赤ちゃん。確かにミルクで即時型症状が出ており、ミルクは使えません。しかし、体重増加のこともあり、ミルクを足すように言われたそうです。

ミルクアレルギーだから、普通のミルクは足せないのは素人だっって分かると思うのですが、こんなことを言う小児科医もいるのです。これが地元のレベルって感じです…(大汗)。

あと、10歳くらいのぜんそくのお子さんが来ました。実は昨年秋に重症な発作を起こした状況で、当院を受診しており、低酸素もひどく、外来治療は困難という判断のもと、病院に入院加療をお願いしています。

この患者さんは、当院ではぜんそくの治療をしたことがありませんでした。退院後は、こんなに重い発作を起こした訳ですから、吸入ステロイド薬で治療が必要になるなと思っていました。

退院後に、当院に来られることはなく、昨日ゼーゼーいった状態で受診されました。何と病院の先生からぜんそくの治療はしなくてもいいと言われたとか…。ぜんそく患者さんは気管支にアレルギー性の炎症があり、相当なダメージがあるからこそ、重症な発作を起こした訳で、どう考えても継続治療が必要になります。

アレルギーが専門でなくても、小児科医なら常識だと思うのですが、そう思っていない医師もいるようです。

こんな患者さんがよく来られると、自分のやっていることが虚しくなります。最近は、アレルギーで困っていると園や学校の先生がこっそり当院への受診を促してくれることも多く、ずっと頑張ってきたからなんて思っていたのですが、まだまだ全然足りていないようです。

私がホッとできる日なんて来るのでしょうか?。