小児科 すこやかアレルギークリニック

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2016年03月31日 更新

食物アレルギーの3大アレルゲンといえば、卵、牛乳、小麦です。

以前は、3大アレルゲンといえば、卵、牛乳、大豆であり、大豆が主要アレルゲンだったといえます。今なんて、大豆は頻度でいえば、10位くらいに後退しています。

2月1日から「Glym4」という項目が検査できるようになりました。これは昨日述べたピーナッツアレルギーに関するArah2のように、大豆アレルギーを詳しくみるための項目です。最近、また大豆アレルギーが注目されており、この検査ができるようになりました。

多分、小児科医の95%以上が検査できるようなになったことを知らないと思います。当院では、既に大豆アレルギーの気になる患者さん2名に検査をしています。学会でもうじき調べられるようになるという情報を得ているので、調べられるようになるのを待っている格好です。

時々言っていることですが、日本の医療はどの医師も勉強しており、誰が診ても同じ医療費が払われるシステムとなっています。食物アレルギーに関しては、アレルギー検査が陽性なのをみて、完全除去と診断する医師がまだまだ多いですが、専門医であれば、「本当に除去が必要か?」と考えて、負荷試験を行います。負荷試験は何か起きれば全て医師の責任です。責任を負いたくない医者が、負荷試験を“隠蔽”してしまっています。

特に開業医は、もともと軽症を診ることを期待されており、重症は病院でということに異論はないと思います。食物アレルギーは、数値を見ただけでは重症か軽症か分かりません。実は微量でアナフィラキシーを起こすにもかかわらず、開業医で診られていることが結構あります。

小児科は少ないと言われていますが、勤務医が少ないだけであって、新潟市を含めて大きな街では飽和状態です。見苦しいことに、患者の奪い合いが行われています。自分良ければ全てよしって感じで、とにかく患者を減らしたくないのです。そりゃそうでしょう、患者が少ない=収入減です。開業医にとっては死活問題でしょう。

ここで思うのですが、努力して、勉強して患者さんから信頼を得ようという医師は少なく、小手先で患者を減らさないようにする医者が多いようです。もちろん、紹介すれば患者は減りますから、紹介はしないという患者本位ではない方針になってしまいます。

以前、「医は仁術」と言われていました。以前から金儲けに走る不道徳な医者がいるため、「医は算術」と揶揄されてきました。

当院はアレルギー診療に命をかけています。それくらいの覚悟でやっています。新潟県の困っている患者さんの力になりたいと願い、負荷試験も何か大きなトラブルがあれば、医者を辞めなければいけないくらいの覚悟は持っているつもりです。

地元の学校や園のほとんどが、当院が力を入れていることをご存知で、口コミ受診が絶えません。にもかかわらず、周囲に医療機関からの紹介はほとんどありません。ほとんどの小児科医が負荷試験はやっておらず、食物アレルギーの適正な診療ができていないといっても過言ではありません。どうやって、負荷試験もせずに食物アレルギーを診ているのだろうと心配しています。

開業医は、紹介すれば収入が減るので、必死に減らないようにしているようにしか見えません。残念ながら、「医は算術」になり下がっているようです。

医師だって人の子。収入に結びつかないことはやりたくないのでしょう。多くの患者さんが、私のかかりつけ医は、ベストの医療をやってくれているとお思いでしょうが、それはほとんどが幻想で、多くはまず医院の利益を考え、次いで損をしないように診療しているようです。算術、算術と書くと、問題があるでしょうから、「ビジネス」と書きたいと思います。

特に開業医は、利益を考えずに、皆さんのイメージ通りの、自分をも顧みないような「医療」をやってくれる医師は、天然記念物ものと思ってもらった方がいいと思うのです。

分からなければ、分かる人に相談するというのは、一般の方でも常識だと思いますが、医療の世界では、あまりないですよね?。開業医が紹介すべき患者さんを抱え込んでいるケースは結構あると思います。

不思議に思うのは、患者さんが良くなっていなくても同じ薬を出し続ける医者って結構多いですよね?。良くならない方が、何度も来てもらって、儲かります。医師としての正常の感覚が麻痺しているのだろうと思います。心が痛まないのだろうと思います。

「医はビジネス」、そう思うと、残念ながらスッキリする患者さんも多いのではないでしょうか?。