昨日は、滅多にないことが起こりました。
午前中の外来が、14時半過ぎまでかかりました(泣)。普段は、13時半から午後の診療が始まりますので、ここまでかかったのは久し振りです。午前も午後もお待たせしてしまって、大変申し訳なく思います。
理由は、午前午後に渡り、新規受診の患者さんが10名ほど受診されたのが大きいようです。通常の小児科であれば、風邪や胃腸炎の新患なら、問診と診察ですぐに診断できるでしょうから、そんなに時間は取られません。
昨日は、どの患者さんもいろいろな医療機関を受診されており、症状が改善しないということで当院を頼みの綱として受診してくださったようです。ちなみに、北は新潟市、南は南魚沼市、どちらも120キロほど離れています。
食物アレルギーの受診が多いのですが、アレルギーマーチといって子どもの場合、アレルギー疾患がいろいろ重なって発症することが多いので、アトピー性皮膚炎やぜんそくの見逃しがないかなども診察のポイントです。親御さんは、お子さんにある病気はどれも把握しているべきだからです。
最近は、「経皮感作」といわれアトピー性皮膚炎から食物アレルギーを発症するとされます。食物アレルギーで相談に来られた患者さんの多くがアトピーがあり、そしてその存在を見逃されています。
昨日は、アトピー性皮膚炎の相当悪い患者さんも受診され、なぜ良くならないか、良くするためにどうしたらよいかなども説明しています。ぜんそくが見逃されているケースも多く、“風邪”とか言われて、効果のない風邪薬が出さています。
もちろん、食物アレルギーもしゃべることが多いです。格好つける訳ではないですが、新潟県のアレルギーの最後の砦というつもりで診療していますので、“3分診療”でお返しできるはずもありません。昨日はやたらと時間がかかりましたが、どの患者さんも納得して帰っていただきたいと思うと、やたら力が入ります。一人当たり最低でも15分、20分かそれ以上時間を掛けたと思います。
となると、20分×10人で200分、200分は3時間20分。それくらいは新患の患者さんに時間が掛かりました(汗)。
話を聞くと、皮膚科や小児科を受診しても、アトピー性皮膚炎の診断もなく、軟膏を塗るように言われており、あっという間に診察が終わってしまうようです。さらに、症状が改善していないにもかかわらず、同じ軟膏が出されているケースが目立ちます。良くなっていないにもかかわらず、一緒に改善の道を探さないのは、残念ながらヤブ医者ですよね?。そうならないように気をつけているつもりです。
もちろん、食物負荷試験の説明は一切なく、やはり県内各地で“隠蔽”されているようです。ちなみに、昨日食物アレルギーの相談に来られた新潟市からの患者さんは、すでにメールのやり取りで初診時にエビの負荷試験をできるよう段取りを組んでいましたので、その日に負荷試験を実施できました。
エビは5尾完食しており、これまで必死に除去しており、「これまで何をしていたんだろう」という気持ちになったようです。やはり負荷試験をしなければ、シロクロはつけられません。
新潟の方はホームページで当院の存在を知られたようですが、他は遠路でも園、学校からの紹介のようで、それは素直に喜びたいと思います。ただ、下手はできないというプレッシャーも感じています。
潜在的にもっと困っていて、誰にも相談できない患者さんはもっともっと多いはずで、この程度で疲れていては、何もできません。もっと多くの患者さんから頼られるよう、努力していかなければならないと思っています。


